関東高等学校陸上競技大会で5千m競歩に出場していた県立保土ケ谷高校の岩下賢弥さん(3年)と守屋海斗さん(2年)が1、2フィニッシュでゴールしインターハイ出場を決めた。県大会では後輩の守屋さんが先着していたが、大一番で岩下さんが巻き返した格好だ。
レース序盤、2人は先頭集団で歩を進めた。顧問の竹内俊樹教諭は「給水のタイミングで仕掛けるよう」指示していた。レースが動いたのは3200mの給水ポイント。ここで守屋さんが加速し、岩下さんが反応。後続を引き離し勝負の行方は2人に絞られた。4400m地点辺りで岩下さんが守屋さんを抜き、10mほどの差をつけ22分30秒77でゴール。昨夏につづき2度目のインターハイ出場を決めた。
岩下さんは「自分としてはまさかの結果」と謙虚に話すものの、「インターハイでは予選、決勝と2本のレースを歩き抜く体力をつけ、フォームを修正してのぞみ、入賞する」と力強く語った。
一方の守屋さんは「先輩と一緒にインターハイに行けて良かった。安定したフォームを身に付け、決勝に進出することが目標」と話す。
竹内教諭は「岩下は大会直前まで調子が上がらなかったが、大舞台に強い持ち味が出た。守屋は落ち着いて淡々とやるべきことができる選手。2年生とは思えない冷静な歩きが特徴。それぞれの特性をいかして全国ダブル決勝、ダブル入賞をめざしてほしい」と2人に期待を寄せた。
インターハイは8月3日から7日にかけて徳島県内で行われる。
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