タウンニュース保土ケ谷区編集室では新春の特別企画として元旦号の市長インタビューにつづき、神部浩区長に区政の現状や展望を聞いた。区長は昨年を振り返るとともに、今年の重点施策や抱負などを語った。(聞き手/本紙保土ケ谷区編集室・高島雄一)
――昨年(2023年)1年を振り返っての所感をお聞かせください。
「昨年は新型コロナウイルス感染症が5類へ移行されたこともあり、各地区ではお祭りや運動会など様々なイベントが4年ぶりに開催されるなど、まちに元気と活気が戻った1年だったと感じます。区役所においても、5月の『花フェスタ』、10月の『区民まつり』をコロナ前と同様の規模で開催することができました。地域の皆様には多大な御協力をいただき、改めて感謝申し上げます」
――神部区長ご自身は昨春、保土ケ谷区長に着任されました。保土ケ谷の印象をお聞かせください。
「保土ケ谷区は横浜市中心部でありながら自然が豊かで、とても住みやすい街です。横浜駅へのアクセスに加え、相鉄・東急直通線により新横浜駅や都内への交通利便性が向上しました。その一方で、保土ケ谷公園や児童遊園地、陣ケ下渓谷公園など花や緑を楽しむスポットがあり、都市農業も盛んで、新鮮な野菜や果物を身近な直売所で手に入れることができます。旧東海道『保土ケ谷宿』などの歴史を感じる街並みや人情味あふれる商店街を散策するのも楽しいですね」
――相鉄線高架下に順次施設が開業され、まちが変わってきていますが、今後のまちづくりの期待についてお聞かせください。
「今まで鉄道で分断されていた地域が繋がり、人の往来が格段に良くなりました。また、高架下の星天qlayが順次開業され、今年1月にはCゾーンが全面開業されることで、訪れる人が更に増えると思います。区としても、地域団体や近隣の商店街、関係企業など、様々な方と連携し、より魅力あるまちとなるよう、引き続き取組を進めてまいります」
――2027年の区制100周年まで、いよいよあと3年となりました。大きな節目へ向けた動きなどはいかがでしょうか。
「昨年度から、区役所内では様々な検討を行ってきましたが、今年はいよいよ区制100周年実行委員会を立ち上げ、具体的なアイデアを区民の皆さまと一緒に考えていく予定です。皆さまの意見や想いが詰まった周年事業となるよう、機運を盛り上げていきたいと思います」
――今年(2024年)度の重点施策について、お話しできる範囲でお聞かせください。
「区民の皆様が安心して楽しく子育てをしていただけるまちづくりに向け、引き続き関係機関と連携しながら子育て支援に取り組みます。取組にあたっては、『保土ケ谷区で子育てをしたい』と思っていただけるよう、保土ケ谷区ならではの豊かな自然などの地域資源を活かして、子どもたちが豊かな体験ができる機会を充実するなど、健やかに成長できる環境をつくります。加えて、3年後の2027年に迎える区制100周年や同年に開催される『GREEN×EXPO2027』を契機に、『ほどがや花憲章』をいかした花と緑あふれるまちづくりなど、区の魅力向上により一層取り組んでまいります」
――最後に区民へのメッセージをお願いいたします。
「区民の皆様の安全・安心の暮らしを第一に考え、保土ケ谷区に『住みたい』『住み続けたい』と思っていただけるよう、区役所職員一同、引き続き全力で区政を推進してまいります。本年もどうぞよろしくお願いします」
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