JA横浜保土ケ谷支店(西谷)に野菜を満載し五穀豊穣への願いが込められた正月の縁起物「宝船」が1月9日、10日、11日の3日間、展示された。同支店前で毎週火曜日と金曜日の午前9時から農産物の直売を行う「西谷朝市会」(白井秀幸会長)のメンバーらが手掛けたもの。
西谷と川島町の農家8軒で構成する同会では10年ほど前から「地元野菜をより多くの人に知ってもらおう」と宝船製作を行っている。船は毎年、100隻近い宝船を手掛ける名人・松本勝彦さんから譲り受けたもの。今年も9日にメンバーが集まり1m80cmほどの木製の船に、メンバーが手塩にかけて育て、年明けに収穫した紫大根や白菜、キャベツ、カブ、ニンジン、里芋、ブロッコリー、ミカンなど、25品目の地場野菜を盛り込み、ネギを帆に見立てた「宝船」が完成。その総重量は100kgほどになるという。白井会長によると年を重ねる毎に彩り豊かな野菜が増えているという。今年も紫色のカリフラワーや黄色いカブなどが盛り込まれた。
11日午後からは船に搭載されていた縁起物の農作物が来店客に配布された。「お宝野菜」を手にした50代の女性は「縁起物をいただくことができてありがたい。今晩、早速家族と味わいたい」と笑顔を見せた。
朝市会の白井会長は「宝船に野菜を盛り込むと、いよいよ新しい年が始まるという感じになる。朝市を多くの人に知っていただいて、地場野菜を味わっていただければ」と話していた。
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