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保土ケ谷区版 公開:2011年6月30日 エリアトップへ

タウンレポート 節電対策、区内でも広がり 鈴木区長も先頭でPR

社会

公開:2011年6月30日

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PRチラシを配布する鈴木区長
PRチラシを配布する鈴木区長

 夏本番を前に、保土ケ谷区内でも”節電”への意識が高まってきている。今月22日に神奈川県下で一斉に行われた「節電チャレンジ」では、この春就任したばかりの鈴木和宏区長が街頭で事前PR活動を展開。また警察や郵便局といった各公的機関も電力不足を見越した、様々な対策や取り組みを行っている。

15%の壁”暑く”

 夏至の6月22日、神奈川県内で一斉に実施された「節電チャレンジ」をPRするため、保土ケ谷区ではその前々日、「イオン天王町店」の店頭で鈴木区長や区職員がチラシを配布(写真左上)。区民に家庭での積極的な節電を呼び掛けた。

 この取り組みは、午後1時から3時の電力使用量の15%削減(前年同日比)に挑戦しようというもの。各家庭に可能な限りの節電を求めたほか、企業に対しても昼休みをずらして電力使用を分散させる「ランチシフト」への理解と協力を要請していた。その結果、目標の15%には至らなかったが県全体では13・4%の削減に成功。保土ケ谷区役所ではエアコンの28度設定や、照明の間引きなど細かな工夫を重ねた結果、施設単独では前年比18・6%の電力削減に成功した。関係者は事業を総括し「夏本番に向け、実情と課題の見える取り組みとなったのではないか」と話していた。

 当日の横浜市は、最高気温32度の真夏日。前年気温を3度近く上回り、東京電力管内での電力使用量は先の震災からこの日までの間で最大だった。  

『緑のカーテン』着々と

 「アサガオ」「ヘチマ」といったツルが伸びる植物の特性を利用して建物の遮光効果を上げる『緑のカーテン』。今では節電の一環として知られるこの対策も、保土ケ谷区は平成19年度に地球温暖化対策事業として早々に着手。小・中学校や各家庭にアサガオの種を配布するなどしてその推進に力を入れている。そんな中、区内にある横浜和田郵便局(加藤満広局長)でも5月の連休明けに外側の窓壁面一面に「ゴーヤ」を植え、すくすく生育(写真右)。来局者の目を楽しませている。加藤局長はカーテンの節電効果に期待を寄せる一方「出来たゴーヤはお客様に配りたいですね」と話している。また同局では7月から職員の軽装(ポロシャツ)対応を予定しており、理解を求めている。

「空き巣に注意」

 今夏は、節電の影響で、例年以上に窓を開ける頻度が多くなる事が予想される。保土ケ谷警察署では、施錠を忘れての就寝や外出による空き巣・侵入の被害増加を危惧している。

 署では6月23日、空き巣対策の一環として、大手の鍵製造業者「美和ロック」の社員を招き、署員への研修を開催(写真左)。最先端の鍵の仕組みを始め、空き巣の侵入手口や、その対策について学んでいた。担当者は「暑さが厳しくなる季節だが、外出時や就寝時の施錠忘れには、くれぐれも気をつけてほしい」と呼びかけている。

休日保育を拡充

 さらに横浜市では、企業の電力需給対策で、保護者の就業時間が変更されることに対応し、休日保育を実施する施設を拡充。現在実施中の9施設に、今夏に限り11施設を追加する。保土ケ谷区内では、アスク和田町保育園が対象となる。

 実施期間は7月1日〜9月30日までの間の日曜日(計13回)。利用対象児童は、原則として市内認可保育所や横浜保育室などに通っており、電力対策のために日曜日に保護者に代わって保育する人がいない児童。料金は無料だが、日曜日の代わりに平日を代休とする条件がつく。問合せは【電話】045・671・2386/こども青少年局まで。
 

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