年末の風物詩「年越しそば」 地元専門店で舌鼓を 保土ケ谷蕎麦商組合などがPR
宿場町の伝統が色濃く残る保土ケ谷区で先人から受け継いできた大切な食文化『蕎麦(そば)』を、味わってもらいたい―。大晦日を目前に控え、地元の蕎麦商組合などでは「年越しそば」のPRにおおわらわだ。
区内22の蕎麦屋で組織される保土ケ谷蕎麦商組合(望月隆組合長)には老舗も多く「つゆの味、そば打ち、茹で、どれをとっても熟練の腕を誇る地元専門店で、ぜひ年越しそばを堪能してもらえれば」と、多くの利用を呼び掛ける(※各店舗の詳細は下欄参照)。
また、同組合の加盟店などにプロ仕様の『そば粉』を卸している区内・帷子町の「合名会社 北川製粉所」(【電話】045・333・4157)の代表・北川裕司さんによれば、今年の蕎麦の収穫は「量・質ともに昨年の水準以上」との事。政府が春からスタートした新しい補償制度により、収穫量や品質等に応じて細かく補償額が区分けされた事から、生産者は例年以上に積極的な作付けを実施。天候不良などに見舞われたものの、この作付け量の増加が奏功し、国内産のそば粉についてはまずまずの品質を確保できているという。また海外産についても大きな自然災害がなく順調に推移しているという。
同製粉所では、その年ごとに生じるこうした『作柄の出来・不出来』を、明治19年から長年培ってきた独自の技法で均一化。高品質の製粉技術により、毎年変わらない美味しさの年越し蕎麦を裏方で支えている。
さらに国内をはじめ、中国やアメリカなど海外産の「そばの実」を研究。それぞれの特徴を把握した上で、納入先のリクエストに応じて最適な調合を施した「そば粉」の安定供給などにも努めている。
現在では、区内で唯一となった製粉所を営む北川さんは「挽きたてのそば粉(の風味)を、地元の各専門店で手軽に味わってもらえるのも特長のひとつです」と、”保土ケ谷そば”について話している。
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