神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2014年5月8日 エリアトップへ

2025年 認知症、推定12万人超 横浜市、支援体制急ぐ

公開:2014年5月8日

  • LINE
  • hatena

 横浜市内全人口のうち、65歳以上の比率が21%を超えるなど、高齢化が進んでいる。それに比例して、認知症者数も増加。市では医療や介護面での支援拡充だけでなく、サポーター養成講座開催などを通じ、認知症患者や家族を地域で支える体制づくりを急いでいる。

 2013年9月末時点で、5人に1人が65歳以上という横浜市。団塊世代が75歳を迎える2025年には、4人に1人が高齢者になると見込まれている。

 高齢化とともに、認知症患者数も増加しており、国が定める基準に沿った認知症高齢者の人数は、13年9月末時点で約7万4千人。こちらも2025年には約12万4千人になると推計されている。

3カ所に専門医療窓口

 この状況を踏まえ、市では様々な面での体制づくりを進めている。

 医療面では、市認知症疾患医療センターを、南部は13年1月に市立大学附属病院(金沢区)、北部と西部には14年1月、済生会横浜市東部病院(鶴見区)と横浜舞岡病院(戸塚区)にそれぞれ整備。診断や治療のほか専門医療窓口を設け、相談に対応している。

 また、各区にある地域ケアプラザや一部の特別養護老人ホームには、地域包括支援センターを設置。社会福祉士などが認知症や介護に関する相談を受け付け、関係機関と連携しながら必要な支援や治療が受けられるよう支援を行っている。

 制度面の整備と並行して行われているのが、認知症サポーターの養成。これは、養成講座の開催を通じて認知症に関する正しい知識や対応方法などを学んでもらい、地域で暮らす認知症患者やその家族を見守る人を増やそうというもの。

地域での見守り強化

 認知症患者には徘徊などを繰り返すケースもある。サポーターが増え、地域の対応体制が充実することで、早期発見や患者が住み慣れたまちで暮らし続けられる環境づくりをめざす。市では05年から取り組みを始め、13年11月には市内サポーターが10万人を超えた。

 市の担当者は「認知症は誰もがかかる可能性のある脳の病気。早期の発見と治療で、進行を遅くさせられる場合もある。正しい知識の習得と早めの相談をお願いしたい」と話している。

㈱横浜建材工業

屋根と外壁のプロ 屋根の無料点検実施中。瓦一枚からでも!

https://yokoken.com/

<PR>

保土ケ谷区版のトップニュース最新6

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

運転手不足で減便続く

市営バス

運転手不足で減便続く

住民から困惑の声

4月25日

「地場ワイン」今年も上々

「地場ワイン」今年も上々

原料は川島町のぶどう

4月18日

保土ケ谷は50年で25%減

横浜市将来人口推計

保土ケ谷は50年で25%減

世帯数は2割ほど減少の見通し

4月18日

商店街舞台の演劇企画

元宝塚歌劇団大洋あゆ夢さん

商店街舞台の演劇企画

役者募集、町おこしに一手

4月11日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月11日

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook