県民の安全を願い、危険に身を挺して職務に当たる警察官を支援激励し、側面から治安維持に寄与しようと発足した警察官友の会。あさま山荘事件のときに、「冷たい弁当しか提供されなかった警察官に温かい物資を」と経済団体が支援したことが発足の起源とされる。
保土ケ谷地区警察官友の会は今年30周年を迎えたが、毎年交番や駐在所を訪れ、激励することを欠かさない。
8月5日、メンバーが最初に訪れたのは西谷交番。出迎えた署員のなかに、警察学校を卒業し配属になったばかりの小沼晃輔巡査(19)がいた。初めて現場に出た感想を聞かれ、「学校で切符を切る練習はしてきたが、実際に相手の時間を気にしながら素早く的確に切るのは違った」と初々しく話した。「自分が憧れる人間像に近づくため、警察官を志した」と言い、「若い人が頑張っている姿は元気をもらうね」とメンバーに笑顔が広がった。
次に向かった川島駐在所では、鍵渡晋太郎巡査長(30)と妻の美佳さん(31)が出迎えた。今春”駐在さん”になったばかりだが、「私服でも声をかけられる」ほど、地域に馴染むのが早かった。「より地域に近い距離で」と自ら希望しての異動。美佳さんも「少しでもフォローできたら」と温かく後方支援をする。
竹村泰長副会長は、「地域の安全のため、責任感を持って仕事されている。実際に会って話を聞くことで支援への想いが強くなる」と話した。
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