相模鉄道(株)と横浜市は10月24日、工事が進められている星川駅―天王町駅間の連続立体交差事業で11月24日の始発から上り線を高架化すると発表した。これに伴い星川駅の上りホームは高架上に変更される。
相鉄本線が区域を横断する保土ケ谷区において踏切渋滞の解消は大きな課題だった。全線が高架化されることで当該区間内にある踏切の利用は基本的に停止され、交通渋滞が解消されると同時に踏切を挟んだ住民の行き来がしやすくなり、高架下の有効活用により地域活性化にも期待が寄せられている。
事業は2002年度に事業着手し当初、12年度中の整備完了を目指したが、11年度に新耐震基準の適用による追加工事の実施や工事中の騒音・振動対策、用地取得の遅れなどを理由に工期を延長。17年3月に下り線が高架化された。今回上り線も高架化されることで、長年の地域課題だった踏切渋滞は完全に解消されることになる。
市によると高架下については駐輪場や歩道を設置するほか、相鉄グループが商業施設の整備などを検討しているという。
線路を歩く
12月8日(土)には全線高架化を記念したウォーキングイベントを開く。実際に列車が運行していた地上線路を歩くことができるほか、16年にわたる工事内容を紹介する。定員は800人(抽選)で参加費無料。問合せは相鉄お客様センター【電話】045・319・2111へ。
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