神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2020年9月10日 エリアトップへ

川島町産ぶどうでワインを 200本を醸造予定

社会

公開:2020年9月10日

  • LINE
  • hatena
原料となるアーリースチューベンを収穫する三村さん
原料となるアーリースチューベンを収穫する三村さん

 川島町の農家・三村大輔さん(40)=人物風土記で紹介=が栽培するぶどうを原料にしたワインづくりプロジェクトが始動した。8月末にはアーリースチューベンという品種のぶどう約200kgを収穫。日本を代表するワイン銘醸地、山梨県勝沼の「東夢ワイナリー」に運び込まれた。来年3月には保土ケ谷産の赤ワインが200本ほど完成する見込みだという。

 保土ケ谷にはジャガイモを原料とした地場焼酎がある。この取り組みに携わる区民らのグループが、「新たな地場産品を生み出そう」とプロジェクトは昨年から始動。区内では唯一ぶどうを栽培している三村さんから原料の提供を受け、小規模ながら地場ワインを製造していた。

難局に直面

 昨年の「試作段階」を経て、今年は製造本数を拡大しようと動き出した矢先、昨年、醸造を依頼したワイナリーが、今年は小ロットの製造を引き受けることができないことが判明。計画の見直しを図る事態に陥った。

 この危機に酒販組合の関係者らが奔走。日本ワイナリー協会などに掛け合った結果、「地域振興を目的としたワインづくり」というプロジェクトが掲げる趣旨に賛同した「東夢ワイナリー」が協力を受諾。頓挫しかけた地場ワインづくりプロジェクトは難局を乗り越えた。

 原料となるアーリースチューベンは糖度が高く酸味が少ない品種で、ワインの原料とするため、今年はあえて「種ありぶどう」として栽培した。原料をワイナリーに届け終えた三村さんは「多くの関係者の方々が動いていただいたことで実現できることに感謝したい。どんなワインに仕上がるか楽しみ」と話し、局面打開を図った関係者のひとりは「区民の方々に喜ばれるものになれば。来年の3月を期待してもらいたい」と話している。
 

㈱横浜建材工業

屋根と外壁のプロ 屋根の無料点検実施中。瓦一枚からでも!

https://yokoken.com/

<PR>

保土ケ谷区版のトップニュース最新6

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

運転手不足で減便続く

市営バス

運転手不足で減便続く

住民から困惑の声

4月25日

「地場ワイン」今年も上々

「地場ワイン」今年も上々

原料は川島町のぶどう

4月18日

保土ケ谷は50年で25%減

横浜市将来人口推計

保土ケ谷は50年で25%減

世帯数は2割ほど減少の見通し

4月18日

商店街舞台の演劇企画

元宝塚歌劇団大洋あゆ夢さん

商店街舞台の演劇企画

役者募集、町おこしに一手

4月11日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月11日

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook