高齢者が狙われやすい特殊詐欺について、8月末までに区内で発生した件数は20件、被害額は4123万円(暫定値)に上っていることが保土ケ谷警察署のまとめで分かった。発生件数80件・被害総額約2億1400万円と過去最多を記録した昨年の同時期と比較すると件数、金額ともに減少傾向にあるが、同署は引き続き被害予防を呼び掛けている。
現在、警戒を強めているのがキャッシュカードをだましとる手口だ。有名デパートや警察官を語り「あなたのキャッシュカードが悪用されている。交換手続のために自宅に伺います」と連絡し、実際に犯人が自宅を訪問してくる手交型のもの。犯人がカードを受け取りに来た際には封筒にカードを入れるよう指示され、目を離した隙に犯人が用意したほかのカードとすり替えられる。
また、信用させるために目の前でカードに切り込みを入れて使えなくなったように安心させる手口もあるという。生活安全課の扇浩一郎課長は「キャッシュカードの磁気部分以外を2〜3cm切った程度では、通常通り使用できる。面識のない人には絶対に暗証番号を教えたり、カードを渡したりしないでください」と話した。
ガス点検装い強盗被害も
横浜市内では現在、ガス会社などを装って自宅を訪れ、金品を奪われる強盗事件が発生している。「近くでガス漏れがありました。後ほど点検に伺います」といった電話や「ガスの点検をするので案内してください」など言葉巧みに家の中に入る手口。同署は「点検など不審な訪問を受けた際は契約会社に確認をとる」「来訪者があった際は、ドアをあける前に相手の身分を確認する」などの対処法を呼び掛けている。
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