横浜商科大学(小林雅人学長)=東寺尾=で1月21日、区内企業8社協力のもと、2年生約300人が後期授業の中で取り組んできた「鶴見ビジネス課題チャレンジ」の発表会が行われた。学生たちは、課題を提供した企業の前で解決法のプレゼンテーションを実施。学生目線の斬新なアイデアで各企業を納得させていた。
授業は、提示された課題に対し、学生が自主的に学習しながら進める問題解決型授業(PBL=Problem Based Learning)と呼ばれる手法で展開。前期は、包括連携協定を結ぶ鶴見区の行政課題に取り組んでいた。
各企業 実際の問題提示
後期にビジネス課題を提供したのは、東宝タクシー(株)、東邦酸素工業(株)、合名会社宮田家具店、日本郵政(株)鶴見郵便局、(有)清水湯、薬寿(株)、ナイス(株)、(株)タウンニュース社の8社。「観光タクシーを始めたい」「住宅地内の工場での地域交流の方法」「店舗内・外観の魅力アップ」など、各社とも実際の課題を提示し、解決法を求めていた。
学生は9クラス全70チームにわかれ、クラスごとに対象企業の課題解決策を考案。今期から、神奈川県の起業家創出促進事業の支援対象となっていたことから、監査法人トーマツの公認会計士からアドバイスを受けつつ、アイデアを磨いた。
実現性高い提案
同日の発表会では、事前のクラス内発表で最優秀となったチームがプレゼン。各チームとも、統計資料や独自アンケートなどを用い、解決法を提案。企業からは「検討次第で実際に取り組める」といった声が上がるなど、実現性の高いアイデアもあった。
総括したトーマツは「現実を知ると自由な発想が少なくなる中、学生の視点は新鮮で勉強になった。この企画は貴重。継続して素晴らしい社会人に」と話した。
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