駒岡在住の金指栄一さん(74)がこのほど、地元飲食店や住民の暮らしの姿を撮影したモノクロ写真集「在所の譜」(東京印書館)を出版した。
カメラ歴47年の金指さんは、これまでにも生麦の伝統行事や魚河岸の商人たちを撮影した写真集を出版するなど、生麦の伝統に魅了されてきた。
今回は地元の駒岡に焦点を当て、寿司屋や和菓子屋、床屋などの職人の仕事ぶりや、親子4代で餅つきする農家の様子を撮影した写真など100枚以上を掲載した。
金指さんは、「プロの技を伝える個人店が繁盛し、承継できる世の中となって欲しい。職人、プロの技術の『一瞬』を収めたので、ぜひご覧いただければ」と話す。
モノクロ写真の魅力
これまでもモノクロの写真にこだわり続けてきた金指さん。「人物の表情が伝わりやすく、カラー写真にはない良さを引き出せる。白黒の透明な世界観も好き」と魅力を語る。
もともと記録を残すことが好きで日記をつけるのが日課だったが、写真でも記録を残そうと27歳から撮影を始めた。「これからもカメラを片手にまちを歩いて、素晴らしい1コマを撮影したい」と笑顔で話した。
写真集は1冊2200円(税込)。鶴見図書館で閲覧できる。購入は書店で注文か、金指さん【電話】045・573・8235まで問い合わせを。
鶴見区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|