下末吉小学校でこのほど、地域防災拠点訓練が行われた。様々な訓練のほか、鶴見区歯科医師会も参加して避難所での口腔ケアの大切さなどを呼びかけた。
午前8時にM7・3の地震が起きたという想定で行われた訓練。体育館では受付で避難者カードの記入が行われ、要援護者を搬送する訓練などが行われた。
また、末吉消防出張所から消防署員も参加し、AEDの訓練も実施したほか、避難所での女性更衣室や授乳室の場所の確認なども行われた。
そして、歯科医師会の講話では同会の佐藤信二会長が参加。「避難所では水不足で歯みがきができず、口腔内が不衛生になることが多い」と語り、「その状態が続くと歯周病などだけでなく、感染症や肺炎のリスクが高まる」と指摘。非常用持ち出し袋に歯ブラシを入れることの大切さや、少量の水でも歯みがきできる方法などを解説した。また、災害対策としても日頃の口腔ケア、定期健診の重要性を呼びかけた。
約120人が参加した今回の訓練。拠点委員長を務める下末吉地区自治連合会の土田和男会長は「元日にも能登半島地震があったばかり。今後も訓練を重ね、災害に備えていきたい」と話した。
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