小川くにこ県議にインタビュー 連載122回 くにこの県庁見聞録 学校の災害対策 編集・制作/政策科学総合研究所
(司会)久本の宵宮では、くにこさんがノリノリで歌われている姿を見ましたけど、楽しそうでしたね。ご挨拶の中で、教育問題に重点的に取り組むというお話をされましたが、皆さん関心を持たれたようでしたよ。
(くにこ)高津区は平均年齢が若く子育て世代が多いんですよ。小学校の建て替えや保育園・幼稚園の不足など、子育ての課題を解決しようと活動してきましたけど、時代とともに新しい課題が生まれるんですよね。
(司会)災害対策とか?
(くにこ)そう。先日の東日本大震災の経験を踏まえて、学校で被災した場合、児童・生徒にどのように対応するのか?先日の私の代表質問では、行政と教育委員会との対応の相違点を指摘し訂正させましたけど、それでは収まらない問題がたくさんあるんですよ。
(司会)くにこさんは、本会議場で教育長や知事の謝罪を受けても、納得できないと明確に反論されてましたものね。
(くにこ)だって、分厚い防災対策計画を策定しても、その中の施策に血が通ってなければ全く必要ないという事ですから。児童・生徒の安全を本当に考えて対策を練れば、誤りや改善点にはすぐ気づくはずなんですよ。先日の文教常任委員会では、地震災害対策計画と風水害対策計画とが、児童・生徒への対応が一字一句違わない全く同じである事を指摘して、それでいいのかと粘り強く質問したんです。県の災害対策計画では地震でも風水害でも児童・生徒は直ちに帰宅させる事が原則と記載されているんです。原則が違うのではないか?保護者に引き渡すのが原則ではないのか?と主張したんですけどね。
(司会)それでどうなったんですか?
(くにこ)台風来襲時などでは、県教委から県内各地域に、児童・生徒の安全を確保し、保護者との連絡を確認してから帰宅させる旨の通知を出す事と、県教委として、風水害対策の指針をしっかりと策定すると約束させて、一応、決着したんですけどね。
(司会)え?風水害対策の指針を県教委ではもってなかったんですか?
(くにこ)これだけ、ゲリラ豪雨や、温暖化による台風の激化など気候変化が著しい時代に、風水害災害に対応する指針を作ってないなんて、全く許せない事です。しっかり対応させます!
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4月26日