小川くにこ県議にインタビュー 編集・制作/政策科学総合研究所 連載192回 「くにこ」の県庁見聞録 危機管理
(司会)くにこさん、最近はエボラ出血熱とか、デング熱とか、物騒な感染症の報道が多いですが、議会でも議論されるんですか?
(くにこ)それは勿論です。感染症の恐ろしさを特に皆さんに認識してもらう機会と捉えて、正確に情報共有するべきですからね。今では殆ど症例がありませんが、日本脳炎が猛威をふるったという歴史を忘れてはいけません。これも蚊が媒介する感染症でしたね。
(司会)今回のデング熱は、認識が広がると同時に感染報告数が増えましたよね。
(くにこ)そうです。認識する、自己申告する、これが重要なんです。申告する事によって感染経路が明確になり、原因究明が可能になり、最後は創薬が可能になるわけですから。
(司会)エボラ出血熱に、日本のメーカーが開発したインフルエンザ薬が効果があったらしいですが、素晴らしいことです。
(くにこ)インフルエンザ薬は、タミフル、リレンザなど国指定で各都道府県が危機管理政策によって備蓄しているんです。が、インフルエンザウィールスが薬に耐性を持ち始めたという報告があり、黒岩県知事は、今回エボラ出血熱に効果があった富士フイルム開発のインフルエンザ薬を国で早く認証し、備蓄できるよう主張しています。富士フイルムは本県に本社を有し、総合特区政策にも大いに協力している所縁のある企業ですから、大いに後押ししたいですね。この例ばかりでなく命を守る為に、日夜多くの研究者が人知れず努力して下さっていることに感謝です。
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4月26日