小川くにこ県議にインタビュー 編集・制作/政策科学総合研究所 連載201回 「くにこ」の県庁見聞録 子宮頸がんワクチン
(司会)先日、報道されてましたが、くにこさんが一生懸命に支援してきた子宮頸がんワクチン被害者救済策が国でも始まりますね。
(くにこ)そう、本当に良かったですよ。本県が国に先駆けて医療費支援を打ち出して、先行した横浜市の予算分も県が担うという形ですから、知事の勇断とはいえ、これまで、一生懸命に支援してきたカイがありました。
(司会)県の常任委員会で、被害者会代表が口頭陳情した様子が、NHKや新聞で報道されましたね。
(くにこ)嬉しかったです。この陳情は、県の医療費支援の課題を解決して欲しいという内容でしたが、事前に被害者会の方達の相談に乗り、文章も一緒に考え、分かりやすい内容に作りあげたんです。
(司会)くにこさんが?
(くにこ)ええ、そうです。事前に陳情文章が送られてきたので、アドバイスなどしていたら、私にだけ相談している事がわかったので、責任の重大さをヒシヒシと感じながら、東奔西走しました。口頭陳情もしたほうがいいと勧め、その内容も一緒に作りました。
(司会)しかし責任重大でしたね。
(くにこ)被害者であるお嬢さん方の苦しみを軽減する為に国は協力病院を指定し、(本県は7病院も)受診しやすいようにしたはずなんですが、被害者の方たちは、親身になって診てくださる病院に集中するため、中々順番が回ってこない、その横浜市大の横田医師だけに負担がかかる、という現状なんですね。また、多様な副反応を理解していない医師もまだ多く、対処療法でも効果がある治療には医療費支援が認められていないなど課題が多いんです。
(司会)大変なんですね。
(くにこ)放置しておけば、10代で認知症になってしまう恐ろしい副反応を、看過できないという強い気持ちで、支援してきましたが、これからも道はまだ遠い、と感じます。でもまず一歩前進しましたから、これからは具体的な施策を提言していきますよ。
(司会)心強いですね。
(くにこ)副反応は難病と同じ。原因不明の病気で苦しむ方々を救済する事は行政の大きな仕事です。困っている方を放っておけません。最後に一言。子宮頸がんワクチン接種ではガンは100%予防できません。日本人は6-7割しか効果がありませんので、検診が必須です。これから接種しようとする方はよく考えてください!
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4月26日