数値でみる川崎と高津No.33 シリーズ さらに充実が必要な障害者施策 川崎市議会議員 ほりぞえ健(けん)
2016年4月に「障害者差別解消法」が施行されてから、まもなく2年となります。この法律では、障害者に対する差別を禁止するとともに、国や自治体、事業者等に「合理的配慮」を求めています。障害者にとって、いまだ多くのバリアが残っている中で、それらを取り除いていくための努力が必要です。
このグラフは、本市における障害者数の推移です。なお、身体障害者、精神障害者については、障害者手帳を持っている方だけの数値ですので、実際にはさらに多くの障害者が生活していると思われます。
本市においても、高齢化の進行などを背景に、人口の伸び以上の割合で障害者の数が増えています。とくに精神障害者数の増が目立ちますが、これは利用できるサービスが拡充されてきたことによるといわれています。また、身体障害については、近年では心臓や腎臓などの内部障害の方が増えてきています。
いうまでもなく、障害の有無によって人としての価値が変わるわけではありません。すべての市民が安心して暮らし続けることができる社会を実現するために、本市としても障害者施策をさらに充実強化していくことが必要だと思います。
川崎市議会議員 ほりぞえ 健
|
|
|
|
|
|
12月6日