小川くにこ県議にインタビュー 編集・制作/政策科学総合研究所 連載212回 「くにこ」の県庁見聞録 2つの希少事件
くにこ)5月の議会まで、充電中です。
司会)がんセンターの放射線医師大量辞職とか、津久井やまゆり園事件関連事項など、議会中は大変ですからね。
くにこ)そうなんです。どちらも、他自治体では起きたことが無い、希少事件ですよ。津久井やまゆり園では19もの尊い命が失われ、園を運営している法人にもかなり問題があるんです。
司会)それをくにこさんが委員会で指摘したので、その法人は第3者専門家が調査中なんですよね。
くにこ)はい。10年間県から指定管理を受けて園を運営し、純資産が40億円にもなっているんですよ。しかも途中で10億円県に返還しても尚40億円ですよ。指定管理料が適正でないか、法人が不正をしているか、どちらかだと強く指摘したので、現在調査中。それなのに、32年まで同法人に継続して管理してもらう、と県は譲らない。県と同法人は癒着関係にあるのでは?と私は強く疑問を抱いています。
司会)おかしいですね。
くにこ)そして、県立病院機構理事長解任。国立がんセンター院長を務められ、同センターの独法化に関わり、改革を成し遂げた土屋理事長を、名誉を傷つける、下らない理由をつけて解任です。3月末で任期終了なんですから、最後まで全うして頂き、気持ちよく辞めていただくのが礼儀です。知事が三顧の礼をもって迎えた方なんですから。
司会)そうなんですよね。
くにこ)しかも県立病院の経営内容を改善してくれた立派な理事長ですよ。私が追求しているこの2例はとても象徴的です。法人に疑惑があるのに、運営を今後も委ねようとしているやまゆり園。非がないのに強引に解雇する県立病院理事長。どちらもキーワードは、知事の感情的判断なんです!しかも県立病院前理事長は県を提訴したので、知事が法律に適った判断をしたかどうかを争う事になります。これは地方独立行政法人では全国初の例です。やまゆり園も全国唯一の悲しい例。こんな恥ずかしい「全国唯一」が2度も起きている。これは県の何かが間違っている、どこかが狂っているからなのでは?そこをえぐっていくのが私の使命と考えています。引き続きしっかり取り組みます!
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4月26日