数値でみる川崎と高津No.39 シリーズ 長期にわたる放射能汚染 川崎市議会議員 ほりぞえ健(けん)
東日本大震災から、すでに7年が経過しました。しかし、福島第一原子力発電所事故による放射能汚染は、いまだ川崎市にも影響を与えています。
下記のグラフは、本市において、下水処理に伴い発生する汚泥焼却灰の放射性セシウム平均値を示したものです。
原発事故前は、焼却灰はセメント原料として出荷していましたが、事故後は、高濃度の放射性セシウムが検出されたため、出荷中止となりました。
本年3月からは、基準値である100ベクレル/kgを概ね下回り始めたため、やっとセメント業界への出荷も再開となりましたが、放射能濃度の高い2015年度までの焼却灰については、今後も臨海部浮島地区で保管し続ける必要があります。
福島から遠く離れている川崎市内で発生する下水汚泥の焼却灰にも、出荷できないレベルの放射能が、つい先日まで含まれていたことの意味を、決して忘れてはならないと、私は思います。
川崎市議会議員 ほりぞえ 健
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12月6日