志高く真摯に市政へ 市政リポート 56 高齢者の現状と今後の計画について 川崎市議会議員 さいとう伸志
現在、川崎市では誰もが安心して暮らせる地域の実現に向け「地域包括ケアシステム」の構築を目指し様々な計画が練られています。今回はその中の、高齢者のための計画「第8期かわさきいきいき長寿プラン(案)」について、少し触れてまいります。
R22年を見据えた計画
川崎市における高齢者の状況は、団塊ジュニア世代が含まれる令和22年に高齢者率が29%を超え「市民3人に1人がお年寄り」となる推計となっています(下表参照)。「第8期かわさきいきいき長寿プラン」はこの令和22年を見据え、3年間の中長期的計画を策定しようというものです。具体的には、従来の地域包括ケアシステムの構築に向けた取組みに加え、今後は「地域リハビリテーション支援拠点の設置」「介護人材の確保」等を柱とした各種施策が計画されています。
新たな周知方法を要請
このプランを含め各福祉分野(地域福祉・高齢・障害計画)に関する個別計画の策定については、その計画を事前に市民の皆さんに伝える「区民説明会」が本来ならば今月中旬を皮切りに各区で予定されていました。しかし、この説明会は緊急事態宣言発出を受けすべて中止になりました。
そのため川崎市では現在ホームページ上に説明会資料を上げておりますが、その周知だけでは十分とはいえず、明らかに説明不足と考えます。さらに基本的な政策や制度を定める計画や条例を決める際に市民から広く意見を募る「パブリックコメント」(2月5日まで実施中)についてもPR不足の感は否めません。我が会派はこの「withコロナ社会」において、例えば行政サービスコーナーや大型商業施設の一角を利用した行政広報の取組みの必要性を、先の代表質問の中でも訴えました、今後も多くの市民の方々へ情報が行き届くよう、継続的に働きかけてまいります。
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4月26日