志高く真摯に市政へ 市政リポート 57 令和3年度予算審議がスタート 川崎市議会議員 さいとう伸志
普通交付税の交付団体に
2月15日から令和3年第1回川崎市議会定例会が開会されました。3月19日までの33日間に渡り、一般会計8208億円、特別会計、企業会計併せて1兆5042億円の予算案に対する集中審議が行われます。
今回の予算案の中で、私が特に注目する点としては、やはり新型コロナウイルス感染症の影響による、歳入の市税収入が大幅に減収したことです。個人市民税93億円の減、地域経済を支えている企業収益の減少により、法人市民税53億円の減等により、180億円の減になりました。過去5年の推移を見ても、令和元年度までは人口増加もあったものの市民税は緩やかに増加してきておりました。また、これまで川崎市は厳しい財政状況下でも、不交付団体として国からの普通交付税を政令指定都市の中でも唯一受けずに財政運営を行ってきましたが、この度の減収により平成27年度以来6年ぶりに交付団体となる見込みです。《普通交付税6億5千万円・臨時財政対策債(財源不足を補うための地方財政法の規定に基づき特別に発行を認められた地方債)35億6千万円、計42億1千万円》
地域経済への支援策の拡充を
市長は定例会初日の施政方針演説の中でも「最優先で取組むべき課題である新型コロナ感染症対策や感染症の影響により更なる苦境に陥っている方々への支援に重点的に取組むとともに、切れ目のない経済対策を実施」すると言及しました。昨年来、私の所にも多くの企業経営者や商店主などから支援のご相談があり、一般質問等で取り上げてきました。来年度の経済労働費は前年度に比べ102億円増額の331億円が計上され、感染症の影響に対応した制度融資による支援や商店街団体等への支援等の拡充が計画されています。
3月1日は我が会派の代表質問に団長が、翌2日には追加議案及びコロナワクチン接種費用等が盛り込まれた補正予算の代表質疑に副団長の私が立つ予定になっております。今議会もしっかりと議論してまいります。
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5月3日