志高く真摯に市政へ 市政リポート 58 「第2弾川崎じもと応援券」の審議について 川崎市議会議員 さいとう伸志
予算審査特別委員会副委員長に
3月19日に令和3年第1回川崎市議会定例会(予算議会)が一般議案61件、予算議案20件、計81件と請願1件、意見書1件を可決し、閉会しました。今定例会では予算審査特別委員会の副委員長にも就任しました。
令和2年度一般会計補正予算の中の「第2弾川崎じもと応援券推進事業」については、私が会派の代表質疑に立ち、課題について議論しました。予算規模が15億円と縮小されており、プレミアム分も10億円に減額(第1弾では約26億円。応援券1万円に対してプレミアム分が3千円から2千円へ)されている点や委託経費が約5億円となっている点などについて市の方針を質しました。
自治体は予算執行において最大の効果を生み出さなければならない中で、事業費の3分の1が経費となっている点について追及し、さらに第1弾の実施時から寄せられていた「額面1千円券よりも5百円券の方が使い勝手が良い」という声を踏まえ、利用者ニーズのみならず商店街や飲食店の意向が反映されていない部分も指摘しました。
今後の行方も注視
この事業案については予算の組替えを求める動議が提出(反対多数で否決)されるなど、市の考えに見直しを求める動きもありました。答弁の「予算規模は妥当」「経費5億円は販売窓口の混雑回避のための郵送費用等として」「プレミアム率を下げたのは発行枚数を増やし多くの市民に利用してもらうため」さらに「額面1千円券にすることで1回の利用金額アップが期待できる」といった内容に懸念する声も。
今後、この事業が皆さんの消費需要の効果的な喚起策となるよう、準備の進捗などにあわせ慎重に注視して参ります。
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4月26日