「聞かせて下さいあなたの声を」 市政報告 市民の健康を守るため 医療体制の充実を 公明党川崎市議会議員団 春たかあき
令和6年度の予算審査特別委員会が行われました。私の質疑の一部をご報告いたします。
教職員の働き方改革
教職員事務支援員は教職員の仕事の負担軽減に寄与していますが、来年度の給与改定により年収の壁が問題となっています。教職員事務支援員の勤務時間の短縮は、教職員の負担増につながるため改善を求めました。教育次長は「会計年度任用職員は、新年度から勤務手当が支給されるため、扶養の範囲内の方の勤務時間が減少すると認識している。再任用希望者の意向や学校事情を考慮し勤務時間を設定する。また、小学校では、専科指導の加配定数を60名程度拡充し教員の持ちコマ数減少を図る」と答弁しました。
市立病院のサイバー対策
私は、令和4年6月、市立病院のサイバー攻撃対策として、電子カルテシステムのバックアップ作成、システム管理体制の強化、サイバー保険加入を提案しました。その後の取組みについて、病院局長は「電子カルテのバックアップは、ネットワークから切り離しオフラインで保管する。川崎病院は昨年11月、井田病院は今月中に終了予定。多摩病院は本年6月までに作業が完了予定。また、サイバー攻撃時の緊急対応については、事業継続計画に基づいて行い、医療情報システム管理職員の採用やセキュリティレベル向上にも取組んでいく。さらに、川崎病院と井田病院は、令和5年4月にサイバー保険に加入した」との答弁がありました。
専門医療職の採用
医師、看護師の採用は病院局による採用ですが、他の専門医療職は一般職員と同時に行っています。かつては行政と医療の両方を経験することが市民サービスの向上に重要とされていましたが、近年の高度化する医療では専門性の高い人材の育成が求められています。そこで、診療報酬や専門医療職のキャリアパスを考慮し、他の専門医療職も病院局単独での採用を行うべきと質しました。病院事業管理者は「専門医療職の採用選考は、これまでも関係局と協議してきたが、病院局独自で専門医療職を選考することがより効果的である。早期実現に向け関係局と引き続き協議する」と答弁しました。
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4月26日