国内最高峰の競技大会「日本女子アマチュアゴルフ選手権」に臨む 戸張 美音さん 北見方在住 14歳
プロ目指す、妥協なき姿勢
○...4歳の時に父・尚明さんの手ほどきを受けクラブを握り早10年。性別、競技は違えど「巨人の星」を彷彿させるような親子の二人三脚でゴルフ技術の研鑽を重ね、その実力を開花。県内アマチュア選手が競う最高峰の試合で部門優勝し、上位大会でも好成績を収めるなどまさに破竹の勢い。好調を維持したまま6月に千葉県で行われる「日本女子アマチュアゴルフ選手権」に臨む。
○...女子選手の中でトップクラスの飛距離を誇るドライバーショットが武器。これを支える全身の「バネ」は学業方面でも大いに生かされており、体育科目のスポーツテストの成績なども軒並み優秀。最近では、この万能な運動神経が認められ、ゴルフ競技におけるジュニア人材を育成する国内屈指のプロジェクトにも参画している。
○...このプロジェクトには将来を嘱望された有力なジュニアゴルファーが多く参加。 技術力のみならずトレーニング方法からマナー、マスコミ対応に至るまで、あらゆる場面を想定した指導を受けているという。「特にメンタル面での相乗効果を感じますね」と笑顔をみせる一方、急成長ゆえにこの1年間で収めた前出の好成績に、本人も驚きの表情をみせる。
○...そんな有望株に、幼少の頃から通っていた近所の練習場がスポンサー契約を持ちかけるなど、周囲の期待は膨らむ一途。コーチ役の父は、自宅の庭に工房を設け、ゴルフ道具を自作するほどの注力ぶり。しかし、指導方針を巡って親子で激しく議論を交わすことも珍しくなく、妥協せず練習を重ねる姿から「迷い」や「浮かれ」は微塵も感じさせない。将来は「プロ選手になります」とキッパリ。「なりたい」ではなく「なります」と言い切る姿勢に、確固たる決意が感じられた。
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3月21日