神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
高津区版 公開:2012年2月3日 エリアトップへ

小川くにこ県議にインタビュー 連載131回 くにこの県庁見聞録 被災地のガレキ 編集・制作/政策科学総合研究所

公開:2012年2月3日

  • LINE
  • hatena

(司会)黒岩県知事が被災地のガレキを受け入れたいと昨年末に発表してから、批判がすごいようですね。

(くにこ)エエ、知事との対話の広場を自民党県議団は多数傍聴したんです。知事には発言責任があるとは言え、反対意見がすごかったです。

(司会)傍聴はくにこさんが声がけされたんですよね。

(くにこ)はい、県知事のガレキに対する姿勢を確認する質問を2月の代表質問に入れるべきと私は考えているんですね。そこで対話の広場での知事側の説明内容や対応状況、参加者の方々の反応を把握するべきだと判断し、議員の参加をお願いしたんです。被災地のガレキ受け入れを川崎市長が早々に発言し、大きな批判を浴びた経緯がありますからね。それに、県は東京都と違ってゴミの中間処理施設、すなわち焼却場を所有していませんから、中間処理は市町にお願いしなければならないんですよ。県は横須賀市の芦名に最終処分場を所有していますから、そこで可燃性ガレキを焼却処理したものを埋めるという事なんですね。対話の広場では県側の考え方や、反対意見を、おおよそ把握できたと思います。被災地のガレキ受け入れは、議会として難しい判断を迫られる案件だと感じてます。

(司会)対話の広場に出席して、どう感じましたか?

(くにこ)最終処分場や焼却場を建設する場合、必要性は承知していても、近隣に住む方々は、アスベストや他の危険物に対しての安全性が十分に守られるのかどうか、と心配する。これは当然ですよね。近隣住民でなくても心配な事ですよ。健康被害を万全な体制で防がなくてはいけません。これまで多くの公害が発生して、多くの健康被害を受けた方々がいる歴史を見れば、対話の広場での反対意見には、うなずけるものが多かったですよ。よく勉強されているなとも感じました。でも被災地・岩手県の担当職員の方の悲痛な声を聞いて、日本国民として何とか協力してあげられないのか、という強い思いも同時に持ちました。非常に困難な案件ですが、反対する方々のお気持ちに十分配慮し、安全確保策をしっかりと担保できるのかどうかを調査して、自民党県議団としての意見の集約をしなければなりません。

(司会)大変ですが、慎重な判断をお願いしますね。
 

神奈川県議会議員 小川くにこ

川崎市高津区久本2‐7‐34

TEL:044-865-1313
FAX:044-888-3600

http://www.kinet.or.jp/seseragi/

写真のたなかや

ひと味ちがう写真はプロにお任せ

044-822-3466

<PR>

高津区版の意見広告・議会報告最新6

人口増にブレーキ?転機を迎える川崎市

数値でみる川崎と高津 No.110 シリーズ

人口増にブレーキ?転機を迎える川崎市

みらい川崎市議団 ほりぞえ健(けん)

5月3日

1年を振り返って(近況報告含む)【1】

市政報告vol.009

1年を振り返って(近況報告含む)【1】

日本維新の会 川崎市議会議員 岩田ひでたか

4月12日

市の内外で異なる「川崎市のイメージ」

数値でみる川崎と高津 No.109 シリーズ

市の内外で異なる「川崎市のイメージ」

みらい川崎市議団 ほりぞえ健(けん)

4月5日

能登地震を踏まえて災害対応計画の見直しを

意見広告

能登地震を踏まえて災害対応計画の見直しを

教育無償化を実現する会 神奈川県第18区衆議院議員 鈴木あつし

4月5日

一年間の議会活動を振り返る

市議会報告 あしたの川崎・日本維新の会川崎市議団

一年間の議会活動を振り返る

 岩田ひでたか

3月29日

かわさきパラムーブメントの確かな胎動

市政報告

かわさきパラムーブメントの確かな胎動

公明党川崎市議会議員団 平山こうじ

3月29日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月20日0:00更新

  • 4月15日0:00更新

  • 4月8日0:00更新

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook