小川くにこ県議に新春インタビュー 編集・制作/政策科学総合研究所 連載203回 「くにこ」の県庁見聞録 1年を振り返って
(司会)昨年、一昨年はくにこさん大忙しでしたね。
(くにこ)そうですね、一昨年の副議長のめくるめく忙しさ。日程に沿って、次から次へと会合に副議長車で運ばれる日々でした。本会議場の議長席での緊張感は大変疲労感の伴うものでもありましたが、素晴らしい経験でした。
(司会)そして昨年4月の無投票当選の後は、5月まで県議会代表者として公務をこなし、6月から監査委員ですね。
(くにこ)はい、監査委員は事前に監査資料を読み込み、議会選出の監査委員として、前年の政策執行状況をチェックするのですが、これまで培ってきた経験がものを言うという事が、よくわかりました。
(司会)例えば?
(くにこ)指定管理者制度についてですが、県において、その指針策定を提案したのは私ですから、監査委員としても、かなり奥深い指摘ができました。そして、それが、指針の一部修正にも繋がりました。また「県土整備局が技術力を発揮して、県有施設売却後に埋蔵物などの争いが起きないよう売却前調査を行う。建物取り壊し時には、合法的に建設されていたか調査を行うべき」と提言して県土整備局の要綱を改定しました。
(司会)へえ、随分具体的に政策提言されたんですね。
(くにこ)ええ、大きな実績だと代表監査委員に評価していただきました。また、県民企業常任委員会では、国際的人材を養成する為にバカロレア認定校などを目指す学校への支援を提言していますし、私立高校に通う生徒の為に創設した学費補助金制度そのものを、より公平なものにする為、抜本的に検討し直す事も、私の指摘により行う事になっています。
(司会)うーん、相変わらず濃い政策活動ですね。
(くにこ)私立学校生徒への学費補助金を、本県は充実してきましたが、授業料が安い高校では高額所得者でも自己負担金ゼロという現象が起きています。所得帯によって、授業料額とは関係なく一定額を負担するようにきめ細かく制度設計している自治体もあるんですよ。また幼稚園就園奨励費のように兄弟姉妹の就園・就学状況によって補助金額算定するなど、きめ細かな配慮を制度改正に生かすべきと考えています。
(司会)それは助かる家庭が多いですよ。
(くにこ)色々な声を集約して、求められる施策を進めていかなくてはなりませんからね。今年もキャリアを生かして頑張りますよ。よろしくお願いします。
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5月3日