市政報告 橘樹郡衙跡にふさわしい公園整備を 日本共産党 川崎市議会議員 むねた 裕之
橘樹官衙遺跡群は、2015年3月、本市初の国史跡に指定され、市は、この間、シンポジュウムや見学会を開催してきました。
橘樹官衙遺跡群の一部である橘樹郡衙跡は千年の丘の上に公園として保存されており、昨年、公園の隣の史跡地の一部も公有地化され、私も見学会に参加してきました。大変多くの見学者が来ていて、関心の高さを実感しました。
この遺跡は、7世紀から10世紀にかけての古代の地方官衙の実態と推移を解明するうえで欠くことのできない全国的にも貴重な遺跡ですが、現在、この公園には、簡単な解説板しかなく、多くの方は、どんな公園か知らないまま通り過ぎてしまいます。
私は、昨年の12月議会で、他都市の遺跡公園の例も示しながら橘樹郡衙跡の公園整備について質問したところ、市の保存活用計画の概要が明らかになりました。市は「遺跡群のイメージを想像できる構造物の設置」を検討しているということです。横浜市の大塚・歳勝土遺跡公園には原寸大の竪穴住居もあり、船橋市の飛ノ台史跡公園には、実際の発掘現場を再現したレプリカが作られています。
ぜひ、多くの方がどんな遺跡が保存されているのかイメージできる公園にしてほしいと要望しました。また、一番近いバス停である影向寺バス停には目立つ案内板の設置も要望しました。
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4月26日