志高く真摯に市政へ 市政リポート㉘ 平成30年度予算審議がスタート 川崎市議会議員 さいとう伸志
平成30年第1回川崎市議会定例会が3月16日まで開催されています。今議会は30年度予算を審議するものであります。
成長戦略に重点
平成30年度予算案は、過去最大であった前年度よりも約278億円増の7366億円と4年連続で過去最大規模となっています。
私は今回の予算を、財政状況が厳しいながらも「力強い産業都市づくり」という成長戦略に注力し、将来の市内経済を上昇させていくための先行投資に重点を置いた予算と見ております。
例えば、市の法人税収の4割を占める臨海部では今後30年を見据えて、羽田連絡道路の整備(48億7500万円)などが計上されています。そして、私が特に注目するのが、「新川崎・創造のもり推進事業」です。
この度、研究開発施設(AIRBIC)の費用として29億3000万円を計上。平成31年1月の供用開始に向けて整備を進め、新たな産学交流・研究開発が行われる施設となります。
また、市内で若手の起業希望者が増えていることを受け、その後押しとなる起業・創業支援のワンストップ拠点を設置します(2100万円)。今までの役所や銀行の相談窓口のようにかしこまった雰囲気ではなく、カフェのように開放的な空間で入りやすく、相談や起業準備などがしやすくなる環境を整備します。
このような成長戦略のほか、地域の中小企業・商店街へ業種に応じたきめ細やかな支援を行っていきます。
行財政改革の推進を
成長戦略の一方で、将来の人口減少による税収減を見据えた行財政改革も必須です。市は2030年まで市内の人口増加が続くことなどから、27年の収支見通しでも市税増収を見込んでいます。しかし、本当にそこまで増えるのか。市長には厳しい視点で行財政改革に取り組むよう訴えます。
また、市長がこれまで度々提案してきた「スクラップ・スクラップ&ビルド」の「スクラップ」についても具体策を提示するよう議会で求めていきます。
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5月3日