市議会報告 みらい川崎市議会議員団 新型コロナ対策に積極提言‼
新型コロナウイルス感染症が社会問題となり早くも一年が経過しました。二度目の緊急事態宣言が解除されましたが、変異株の感染者数は全国的に増える傾向です。
我が会派は、令和3年第1回定例会で、コロナ対策に関する質疑を行うとともに、市の感染症対策課と積極的に意見交換を行い、市に対して十分な対策を行うよう提言しました。
Q:本市の医療状況は?
A:市内陽性患者の受け入れ病床数は3月23日現在、陽性者病床223床、うち重症は30床となっています。
Q:変異株の状況は?
A:患者数は県単位で公表することが国のルールです。感染者の拡大に備えて、市の「健康安全研究所」で「スクリーニング検査」を行う体制が間もなく整う予定です。
Q:変異株と判明した場合の本市の対応は?
A:変異株は、従来よりも強い感染力が懸念されていることから原則、入院をお願いしています。
Q:変異株になった場合、退院までの対応は?
A:基本的に、症状がなくなってから10日間経過していることが条件であることは、通常のコロナと同様ですが、変異株については、2度のPCR検査で陰性であることが条件となります。
Q: ワクチン接種クーポン券の発送方法は?
A:ワクチンは、確保できる量に限りがあり供給も順次行われる見通しのことから、高齢者分の接種券については、スムーズな接種体制とするため、「75歳以上」と「65歳以上」の2段階に分けて発送することを前提に準備を進めています。
Q: 高齢者の接種について、医療従事者の期間と重複する場合の調整は?
A:施設内のクラスター対策の推進や業務継続の必要性等を鑑み、医療従事者に準じた優先順位となるよう、国に働きかけます。
Q:接種するワクチンは選べますか?
A:今はできません。輸入されたワクチンを、国は都道府県に配分し、都道府県が各市に配分する仕組みになっています。そのため、「今あるものを接種する」のが現状です。ただし、ワクチンの流通が進めば、例えば、温度管理の難しいファイザー社製は集団接種など公共施設、一般ワクチンと同じように扱えるアストラゼネカ社製は、かかりつけ医による個人接種や訪問診療、高齢者施設内での集団接種が可能となるため、将来的には選択できる見込みになるということです。
Q:副反応対策について
A:ワクチン接種には、アナフィラキシーショックという副反応以外に、予防接種に対する不安や強いストレスから生じるISRRの可能性が指摘されていることから、副反応との違いや症状の要因などについて情報発信に努めるとともに、医療従事者に対しても適切な対応を行うことができるよう研修等で情報提供していきます。
Q:市民からの問い合わせ対応は?
A:新年度から、新たなコールセンターを設置する予定。その際、コールセンターは24時間対応とし、内容によっては、かかりつけ医等への受診案内のほか、県が構築する専門相談対応窓口との連携を図ります。
Q:感染者等「心のケア」を必要とする人への対応は?
A:「心のケア」は大変重要であり、「こころの電話相談」の利便性向上のため、回線数の増設、土日の開設など今後、工夫していきます。
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5月3日