弊紙・高津区編集室にはホームページ上で読者からのご意見や各種情報を投稿して頂けるフォームがあり、7月11日の夜、こんなニュースが。
「僕は高津区の小学5年生です。7月11日に、尻尾が二股のニホントカゲを見つけました。珍しいと思ったのでタウンニュースに送ります」(※内容一部抜粋)。添付されていた写真には、尻尾が二つに分かれた珍しいトカゲの姿がハッキリと。早速翌日、詳しい話を聞いてみた―。
大の昆虫、爬虫類好き
今回、情報を寄せてくれたのは区内 子母口在住の小学生、下村奏太朗君。7月11日、家族で県西部を訪れた際、ふと石垣を見ると、そこにはトカゲの姿。パッと素早く手を出して捕まえた。元々、大の昆虫や爬虫類好きの下村君。「久しぶりにトカゲを素手で捕まえて嬉しかった」と、直後の様子を笑顔で振り返る。さらに「よく見てみたら尻尾が二股にわかれていて驚いた」とも。しかし、川崎の自宅まで連れて帰るのはかわいそうだと思い、母親に写真を撮ってもらった後、すぐに逃がしたのだとか。
それでも「尻尾が二股のトカゲなんて絶対に珍しいものだ」と確信し、帰宅してからインターネットですぐに検索。すると「思っていた通りに珍しい個体だとわかってとても嬉しかった。すぐに(タウン)ニュースに送ろうと思った」と二重の喜びを興奮気味に語ってくれた。
専門家「大切な気づき」
確かにこの「尻尾が二股のニホントカゲ」は、珍しい個体として過去にも新聞記事等で紹介されており、本紙でも昨年8月に海老名エリアで同様の記事を掲載。その際、コメントを寄せてくれた専門家によれば「(トカゲの尻尾が二股にわかれる現象は)再生能力のすごさがわかる現象」「医療分野のヒントになるといわれており、このような発見の積み重ねが、将来ヒトを助ける事にもつながる世界なので、大切な『気づき』」と評している。「将来は昆虫や爬虫類の博士になってもっと沢山の珍しい生物を発見したい」と、夢を語る下村君にとっても、よい思い出としてのみならず、きっと何かのキッカケになる事だろう。
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