神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2011年5月27日 エリアトップへ

花火大会 判断は6月上旬に 立ちはだかる障壁 対応に苦慮

公開:2011年5月27日

  • LINE
  • hatena
例年25万人が訪れる花火大会
例年25万人が訪れる花火大会

 夏の風物詩として市民に親しまれる「川崎市制記念多摩川花火大会」の開催可否の判断が6月上旬にずれこむことになった。複数の主催者関係者によると、大会実施に当たっては、いくつかのハードルを乗り越えなければならないという。

 例年なら5月中旬には発表される同花火大会だが、今年に限り「現在、対応を検討している」にとどまっている。大会を主催する川崎市や一般社団法人川崎市観光協会の関係者によると、夏場の電力不足の解消に見通しが立たない点が障壁となっていると指摘する。「大会に合わせた交通機関の増便は未知数です。その上、万が一停電が実施されれば、警備人員が不足することも考えられます」という。

 横浜開港祭花火、東京湾大華火祭、あつぎ鮎まつりの花火大会をはじめ、各地で花火大会の開催が見送られている点も影響を及ぼしている。「実施に踏み切れば、大勢の人が多摩川花火大会の見物に訪れることになるでしょう。そうなった場合、例年以上に安全の確保に注意を払わねばなりません」。別の関係者からはそんな声も聞かれる。

 1929(昭和4)年から始まった川崎市制花火大会は、これまで太平洋戦争中や1968〜71(昭和43〜46)年、2003(平成15)年に中止になった例はある。

 しかし、取りやめが決定すれば市民のマインドが落ち、経済効果にも悪影響を及ぼすことは否めない。主催者も「例年通り実施できるならば行いたい」とし、こうしたハードルを乗り越える方策を今、検討している。

 開催の可否について、川崎市では6月上旬に決定する方向。実施が決まった場合、準備の期間を要することから花火大会は8月から秋口にずれこむ可能性もあるという。
 

中原区版のトップニュース最新6

住宅地・商業地とも上昇

公示地価中原区

住宅地・商業地とも上昇

住宅価格は県内トップ

4月26日

飛鳥時代の倉庫復元

橘樹官衙遺跡群

飛鳥時代の倉庫復元

来月 歴史公園オープン

4月26日

使いやすく大幅増補

市おくやみガイドブック

使いやすく大幅増補

手続きの煩雑さ解消に

4月19日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月19日

アート体験 視覚障害者に

岡本太郎美術館

アート体験 視覚障害者に

CF初挑戦、支援呼び掛け

4月15日

5年ぶり重要郷土資料に

江戸時代後期「富士信仰」

5年ぶり重要郷土資料に

市ノ坪の民家で所蔵

4月12日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook