中原区版 掲載号:2015年3月27日号 エリアトップへ

ステアレース(階段駆け上がりレース)で全国5位になった中原消防署署員の 村上丈史(たけし)さん 大田区在住 31歳

掲載号:2015年3月27日号

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「辛くてもあきらめない」

 ○…全国の消防署員ら約160人が参加した「階段駆け上がりレース」の総合部門で5位入賞し、川崎市消防局のメンバーの中ではトップのタイムを記録した。「地元でのレースだったので上位のタイムが出て良かった」と微笑む。20kgの負荷に加え、史上最大の999段という階段数に過去大会の上位者らも苦戦する中、「頂上には要救助者がいるという想定。辛くてもあきらめられない」と要救助者のことを第一に考える消防士としてのプライドが好記録を生んだ。

 ○…大会に備えては、4カ月前から訓練を重ねた。当直の日は中原署で階段の上下を繰り返し、非番の日は池上本門寺の階段を5リットルのペットボトルが入ったリュックを背負って駆け上がった。「トレーニングを重ね、自分の体力を知ることができた。目標があると力も入る」と努力を苦にしない。2年前には水難救助隊の資格も取得し、全国消防救助技術大会水上の部で全国大会にも出場。「これまでの努力があったからここまでこれたと納得できた」と目標と努力の積み重ねで得た自信は大きい。

 ○…川崎市消防局に入局して6年。中原署に配属される前には川崎区の臨港署に2年勤務した。「高層建物の多い中原と特別高度救助隊がある臨港。想定される災害は全く違うが、学んだ知識や訓練を活かせるようにしたい」と話す。防災訓練などで地域住民と触れる機会も大切にしており、「中原は地域としての防災力が高い」と感心している。

 ○…千葉県我孫子市生まれ。幼少時代から運動にあけくれる体育会系。今でも休日は鵠沼海岸まで行き3〜4時間はサーフィンに没頭するという。日頃の訓練と休日の趣味で体を動かしてばっかりだが、「別腹なんで」と笑う。暇があれば北加瀬の母親の実家を訪ね、祖父母を気遣う温かい一面も見せる。プライベートも仕事も充実させるため「健康に過ごしたい」と目を輝かせる。

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