中原区版 掲載号:2015年11月27日号 エリアトップへ

川崎市市民ミュージアム 管理運営を民間事業者に 来年4月から公募開始

文化

掲載号:2015年11月27日号

  • LINE
  • hatena

 川崎市は市民ミュージアムを2017年4月から指定管理者制度を使い、民間事業者に委ねることを発表した。来年4月から公募を行い、翌年4月から民間事業者による管理運営がスタートとなる予定だ。

 川崎市市民ミュージアムは1988年に開館。以降、市が管理運営してきた。しかし利用者の伸び悩みや学芸員に委託していた調査研究にかかる収支バランスなどに課題を抱え、03年度の包括外部監査には「民間であれば倒産状態」という厳しい指摘も受けていた。

 その状況を受けて川崎市は05年11月に、年間利用者数30万人や人件費などを含めた歳出と入場料などの歳入の割合を示す収支比率8%といった具体的な数値を組み込んだ「市民ミュージアム改革基本計画」を策定。さらに06年には初となる民間館長として博物館や美術館活動に関する豊富な経験と実績を持つ志賀健二朗さんを迎えミュージアム改革を進めてきた。

 結果、02年度には約8万5千人の利用者で収支比率2・5%だったが12年度には17万人を超え収支比率も4・3%まで改善。一定の成果を上げたが、その後は大幅な成果が見られなかったため指定管理者制度の導入を決めた。同館は「人々のライフスタイル等が多様化し施設に求められるものも変化してきた。さらに飛躍させ地域に貢献するために新たな取り組みが必要であった」と話している。

 川崎市は民間事業者に委託するにあたり、新たに目標を設定。年間利用者数25万人や学芸部門を一体とした管理運営体制の構築、さらに企画展などにおいてかかった費用の30%の収入を確保することを掲げた。大野秀人副館長は「指定管理になっても市民の教育や文化の発展に寄与するという方針は変えない。その方針のもと民間事業者の発想力やネットワークなどをいかしてさらに魅力的な施設にしてほしい」としている。

パブコメで市民からの意見集う

 同館の管理運営を行う民間事業者は公募で選定。委託期間は5年で実績を重要視するとしている。

 また市は指定管理者制度を導入するにあたり12月8日までパブリックコメントを実施し、市民からの意見も募集している。

 パブリックコメントに関する問い合わせは【電話】044・754・4500へ。

中原区版のトップニュース最新6

千人減 早期入居に成果

特養申請者

千人減 早期入居に成果 社会

市、窓口一本化で「見える化」

8月16日号

免許返納、前年同期比1.5倍

中原区内

免許返納、前年同期比1.5倍 社会

全国での事故受け

8月16日号

「未来都市」に川崎市

国連SDGs

「未来都市」に川崎市 社会

環境施策、将来性など評価

8月9日号

転落防止に「音と光」

JR横須賀線武蔵小杉駅

転落防止に「音と光」 社会

センサー、11月設置へ

8月9日号

洪水対策、ドローン活用へ

川崎市

洪水対策、ドローン活用へ 社会

民間実験に河川提供

8月2日号

個人会員化で再始動

小杉駅周辺エリマネ

個人会員化で再始動 社会

「顔の見える関係づくり」継続

8月2日号

夏祭りで「ふるさとづくり」を

玉川地区

夏祭りで「ふるさとづくり」を 文化

赤字覚悟、子どもたちのために

7月26日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 6月7日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2019年8月16日号

お問い合わせ

外部リンク