中原区版 掲載号:2017年6月16日号
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中原消防団消防大会の小型ポンプ操法競技に女性で初めて出場した 宮前 尚子さん 中丸子在住 49歳

私らしく、先駆けて

 ○…消防団員が日頃の訓練の成果を競う消防大会。中でも全国大会まである花形競技がチームで消火までのタイムや動きを競う小型ポンプ操法だ。中原区で46回目の開催にして女性では初めての出場を果たした。自ら挑戦したいと声をあげ、担当した2番員は体力や機敏さが問われる役割。「本当にできる?女性の力で大丈夫?と言われ不安もあった」というが、見事3位入賞。「本当にやってよかった」と満面の笑みをみせた。

 ○…「実は数年前まで”消防団”の存在を知らなくて」と明かす。看護師として都内で働く傍ら、地元でも役に立ちたいと応急手当普及員の講習を受けた際、初めて消防団の活動を目の当たりに。女性団員から話を聞くうちに地域密着な活躍に惹かれ、「やろうよ!」との一押しで5年前に玉川分団に入団。「入ってから分団に女性が私だけと知ってビックリ」と振り返りながら、「受け入れてくれてすごく感謝している」とも。今回の大会でも先輩団員から指導を受けていく中で、「改めて仲間に入れてもらえた感じ」と嬉しそうに話す。

 ○…大阪府出身。ひとりっ子で友達を家に呼ぶことが多かったといい、「トントン相撲とかゴム跳びとか、暗くなるまで遊んで」と懐かしむ。結婚を機に川崎へ。「来た頃は自然が多くて農家おばちゃんが小松菜をくれたり、いい街だなあって」。今では地域の顔見知りも増え、青少年指導員としても活躍。大学生の娘と2人で暮らす中、地域活動で「駅まで迎えに行けない」というやり取りもしばしばだ。

 ○…現在区内の消防団員は215人、うち女性は9人だけ。「体力勝負と思われるかもしれないけれど、広報紙を作ったり、区民祭で子どもたちと触れ合ったり、いろんな活躍の仕方がある」。まずは知ってもらいたいという思いで、自ら先陣を切る。「いろんな人と関われるのはありがたいこと。できるだけ長く続けていきたい」。「今が楽しい」と、笑顔で締めくくった。

子ども達に「家庭」という環境を

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