中原区版 掲載号:2017年11月3日号
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川崎市市民ミュージアムで3日から作品展「大地の輝きを描く」を開催する 大矢 紀さん 麻生区在住 81歳

自分との闘い いつまでも

 〇…日本画家として川崎への貢献を考え、市内での暮らしが50年目となった今年、33点の作品を市に寄贈した。1点は10月にオープンしたカルッツかわさき(川崎区)に常設され、32点が市民ミュージアムで3日から26日まで開催される個展で一般公開される。ふすま3枚以上の大きさもある迫力ある作品などに加え、創作に取りかかる前の下絵や素描なども展示する。「川崎も国際化は進んでいますが、歌舞伎や能など日本固有の芸術を知らない方は多い。この展示が日本文化に触れるきっかけになったら嬉しいですね」

 〇…新潟県生まれ。高2の時、たまたま立ち寄った百貨店の催事で日本画家、前田青邨の作品から「アッパーカットで殴られたような衝撃」を受け、同氏とその弟子、平山郁夫に師事。故郷の荒涼とした自然風景などを描き、70年代から多くの賞を獲得。日本美術院が主催する院展での内閣総理大臣賞(08年)などの他にも「川崎市文化賞も頂いたし、市美術展の審査員、運営委員も務めてきましたよ」と川崎への愛着も忘れない。

 〇…絵の友人に誘われて暮らしはじめた麻生区の当時は「自然がとにかく豊富でカエルは鳴くし雪も積もる。タヌキやウサギもいたし、とにかく空気が良いところ」。少し高台にある自宅からの景色がお気に入りで「ここから見える夕日の綺麗さは今も昔も変わらないね。居を移すお誘いもたまにあるけど、永くここに留まっている大きな理由がこの夕日なんです」

 〇…「絵を描くことは答えや終わりがない。まだできたかなと思ったら次に行く」と今でも創作への意欲は健在。脈々と続くデータの集積で今がある科学と対比させ「芸術は変革や向上はしていくけど、その人がすべてだから儚い。死ぬまで自分との闘いかなとも思いますし、感じたものを表現することを肩ひじ張らずに繰り返していく姿勢が大事なんだと思っています」

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