江戸の着物文化を世界に向けて発信しようと、かわさき大江戸時代まつりが5月4日(金)、5日(土)、国際交流センターで開催される。2020年の東京五輪・パラ五輪の開催に先駆けて日本文化を披露することで、スポーツの祭典を後押しする。
この祭りでは、江戸時代の文化、情緒を再現させる。江戸の市民にスポットをあて、実行委員などが衣裳を身にまとい練り歩くおいらん道中など、会場全体を江戸時代にタイムスリップさせようという演出が行われる。
また、徳川家光御手焙のほか、着物や鎧、兜といった国宝の展示、京都の髪結い師による髪結い化粧の実演や友禅作家作品展、日本舞踊の発表会など多彩なプログラムが用意されている。希望者は、様々な衣裳に着替え撮影することもできる。
主催するのは、NPO法人日本伝統文化福祉振興協会理事長の高島厚子さんが委員長を務める同まつり実行委員会。高島さんは15回まで続けた「中原街道時代まつり」を開催するなど、江戸と着物文化を題材としたイベントに20年間携わってきた。2015年に時代まつりは終えたものの、東京で五輪とパラ五輪が開かれることが決まり、外国人が集まる国際交流センターで日本文化を発信できる祭りを企画した。同センターに訪れる外国人に対し、積極的にアピールしていくという。
高島さんは「これまで行ってきたお祭りの集大成として、日本の方だけではなく外国の方に着物文化、江戸の文化を届けたいと思います」と話している。時間は4日(金)が午前10時から午後5時まで、5日(土)が午後4時まで。入場は無料。
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