神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2018年12月7日 エリアトップへ

わくわくプラザ 長期休日、午前8時開始へ 冬休みから全校で実施

教育

公開:2018年12月7日

  • X
  • LINE
  • hatena
プラザ室で遊ぶ児童(宮前区)
プラザ室で遊ぶ児童(宮前区)

 放課後などに小学生が過ごす「わくわくプラザ」を管理する川崎市は、来年度から長期休日中の平日の開始時間を30分早め、午前8時に開始する方針を明らかにした。利用する児童や共働き世帯の増加が背景にあり、全113校が対象で今年の冬休みから全ての学校が前倒しで実施する。

 開始時間を早めるのは、夏休みや冬休みなどの長期休日中のほか、運動会の代休日になる平日。今までは、学校の開門時間(午前8時頃)にすでに児童が来校している学校があり、プラザ室職員からは夏休みの猛暑の日など児童の体調管理に不安を抱く声があった。早朝から遊びたい児童もおり、保護者からも時間の拡大を望む声があるという。

 学童保育の内容充実のために保護者や指導員が結成した全国学童保育連絡協議会(東京都)の職員は「子どもに鍵を閉めさせて登校させるのは親にとって不安なこと。一緒に家を出る家庭が増えるのは良いこと」と話す。

 わくわくプラザを運営する指定管理者の一つ(公財)かわさき市民活動支援センターは、モデルケースとして開始時間の前倒しを夏休みに8校で実施。同センターの職員は「スタッフのシフトなどを確認するために実施した。保護者からは好評だった」と話している。

 わくわくプラザは、すべての児童が登録すれば利用でき、今年3月の時点で3万6106人(共働き世帯は2万2927人)が登録。1年前の同時期は3万5323人(同2万1366人)で、登録児童数、共働き世帯の利用者は増加している。

基準緩和で人員確保は

 川崎市は、人員の配置について、厚労省が定めた「従うべき基準」(概ね40人以下に2人以上配置)に沿って、有資格者等を確保している。しかし、厚労省は基準を来年度から緩和する方針を示しており、同協議会は一人で児童を見守ることも可能になるとして懸念を示す。

 市は「今までの基準に沿って、人員確保は進めていく」としているが、利用者増加などの背景から、確保し続けることができるか課題が残る。

中原区版のトップニュース最新6

住宅地・商業地とも上昇

公示地価中原区

住宅地・商業地とも上昇

住宅価格は県内トップ

4月26日

飛鳥時代の倉庫復元

橘樹官衙遺跡群

飛鳥時代の倉庫復元

来月 歴史公園オープン

4月26日

使いやすく大幅増補

市おくやみガイドブック

使いやすく大幅増補

手続きの煩雑さ解消に

4月19日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月19日

アート体験 視覚障害者に

岡本太郎美術館

アート体験 視覚障害者に

CF初挑戦、支援呼び掛け

4月15日

5年ぶり重要郷土資料に

江戸時代後期「富士信仰」

5年ぶり重要郷土資料に

市ノ坪の民家で所蔵

4月12日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook