中原区版 掲載号:2019年2月15日号 エリアトップへ

日本競輪学校の女子第9回試験に合格した 中村 美那さん 川崎工科高校3年 18歳

掲載号:2019年2月15日号

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父の思い背に一直線

 ○…競輪選手の卵がしのぎを削る日本競輪学校の適性試験に合格し、夢への一歩を踏み出した。「合格発表の日はソワソワして。ネットで知った時は本当に嬉しかった。きつい練習を積んできて、努力は報われるんだなって」。小学生の頃から「実力勝負できる仕事に就きたい」という思いがあった。父親が交通事故で競輪選手への夢を断念したことも根底にあったのかもしれない。「競輪の道を決意したのは高3になってから。決めたからには突き進むだけ」と前を見据える。

 ○…中学・高校ともバドミントン部に所属。高1から始めた柔道ではわずか半年で初段を取得し、昨年6月の市民大会では一般の部で優勝した。練習への打ち込み方はいつも凄まじい。毎朝5時に多摩川でランニングと階段の昇降、放課後は筋トレ、下校後にはエアロバイクが日課。「練習は苦しい、きついは当たり前。それが嫌なら最初からやるな」――そう教えてくれた父からも心配され、「週一日くらいは休め」と諭されるほど。納得がいくまで取り組む負けん気の強さも、周囲の誰もが認めている。

 ○…オフの日には友達とスーパー銭湯で体を休めたり、買い物に出掛けたり。「この前は急にメロンパンが食べたくなって、浅草の有名店に独りで行っちゃいました」と、あどけない表情もちらり。残り少ない高校生活を存分に楽しんでいる。

 ○…4月から静岡県伊豆市にある競輪学校での生活が始まる。「まずは同期21人の中でトップになって、いずれは賞金女王になりたい」と目標を掲げつつも、「ダッシュ力も持久力もまだ足りない」と冷静に自己分析も。「仲間を尊重し、仲間から吸収し、一日一日を大切に」――。合格に導いてくれた元競輪選手の恩師の言葉を胸にいざ旅立つ。

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