中原区内で起きた交通事故による死者数が、10月28日時点で758日間「ゼロ」を継続し、2009年5月12日の「751日」を上回った。中原警察署によると、記録のある1954年以降、過去最長となっている。
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中原区では2017年8、9月に交通死亡事故が立て続けに発生。これを受け中原署は、地域交通安全活動推進委員と事故現場で手作りの啓発チラシを配布する緊急の活動を実施。また、中原交通安全協会や中原安全運転管理者会などと連携し、交通安全を訴えてきた。蒲山彰署長は「各外郭団体の活動の熱意を強く感じる。協力してくれる地域住民やPTAの方々のおかげ」と謙虚に受け止め、地道な活動が功を奏しているとみている。
中原署は今年6月25日、2017年に起きた死亡事故まで続いたゼロ記録を更新した(577日)として、神奈川県警本部長から「交通死亡事故長期抑止功労」の表彰を受けた。
ボランティアで児童の登校を見守る石井茂宏さんは「地域の方々が横断歩道で児童を誘導する地道な活動が交通安全につながっているのでは。死亡事故ゼロを継続していけたら」と話している。
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