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中原区版 公開:2020年7月3日 エリアトップへ

川崎市藤子・F・不二雄ミュージアムの館長を昨年12月から務める 宮野 哲也さん 多摩区在勤 64歳

公開:2020年7月3日

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創造の先、「笑顔」求め

 ○…事務局長として約3年間、160人超のスタッフをまとめる立場を経て、館長に。「今年はドラえもんが50周年。親子3世代での来館が多く、約2割は外国から。さらにたくさんの人にこの場を体験してほしい」と気持ちを新たにする。通勤は小田急線で、相模原市から向ヶ丘遊園へ。「先生が作品を描いたゆかりの地。地元の誇りだと、ホッとできる場だと再認識してもらえたら」

 ○…開館前の2008年ごろ、ディスプレーデザイン会社の一員として同館の設計に加わった。「要望が大きく、覚悟を決めてやった。苦しんだけれど楽しくて」。特に大事にしたのは来館者が最初に目にする玄関口。正面でキャラクターたちが出迎える「笑いの壁」は原寸大の模型を作り、影の出方など細部まで検証した。「細かいところにどれだけ気を使うか。良いところが連続すると心地よい空間になる」。開館までの約2年半、前館長で藤子プロ社長の伊藤善章氏とは長い時間対話。言葉を心に刻んだ。

 ○…岡山県出身。物心ついたころから漫画が大好きだった。「オバQや鉄腕アトムは目をつぶっても描ける」と笑う。美大に進むと、NHKのアルバイトで舞台セット制作を経験。「照明や形、空間によって色の見え方が変わる」と、その面白さに魅せられた。以来、前職では定年まで、文化施設や博覧会など80近い空間づくりに携わった。

 ○…同館のオープンは11年9月。「震災で世の中が停滞した時期。絶対に開けなければと、全員が一丸となった」。開館初日、袋いっぱいのグッズをうれしそうに抱える親子と、周辺に居合わせたお客さん、それを見守るスタッフ、全員の笑顔が目に焼き付く。「設計者の端くれとして、関われてよかった」。その思いを胸に、歩み続ける。

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