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中原区市民健康の森 「自生ホタル」輝き放つ 育てる会、10年間の活動実る

文化

掲載号:2021年6月4日号

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ホタルの自生に尽力した同会メンバー(上)/同所で先月末に見られたホタル=縄島会長提供
ホタルの自生に尽力した同会メンバー(上)/同所で先月末に見られたホタル=縄島会長提供

 中原区市民健康の森(井田)でホタル20〜30匹が、5月末頃から夜空で光を放ち舞っている。10年にわたりホタルの育成に取り組んできた「中原区市民健康の森を育てる会」は、コロナ禍で昨年から活動を中断。にもかかわらず、ホタルが自生し、関係者からは驚きと喜びの声があがっている。

 同会は例年、ホタルの産卵が始まる5月末に健康の森に保全用の小屋を設置してきた。しかし、昨年はコロナ禍で密を懸念し設置を見送った。「残念だが今年は観賞できない」―。関係者の予想に反し、自然界で孵化し、成虫になったホタルが舞った。縄島宏司会長(78)は「人の手を介さず数十匹が自生するのは活動以来はじめて。ずっと見たかった光景なのでうれしい」と思いを込める。

 約20年前から同所で森林保全活動をする同会。開発が進む中原区で自然と触れ合える場所を作ろうと、10年前に自然の象徴とも言えるホタルの育成を始めた。当初はホタルを購入し、孵化に挑戦するも全滅。ホタルの卵は、クモやザリガニなど天敵が多いことから、孵化するまで小屋で管理するように。生育には水場の美しさが不可欠なことから、川に下水が混ざらないよう市に依頼したり、水質や水温の調査、周辺の清掃活動など地道な環境整備も継続してきた。中心メンバーの一人加藤和男さん(78)は「これまでの地道な活動が実ったということ。いつか山いっぱいに飛び回るホタルが見たい」と語った。

 先月29日、ホタルを観賞するために父親と訪れた和田朔也君(6)は「黄色くてピカピカしていた。元気いっぱいで、追いかけたけど捕まえられなかった」と笑顔で話した。

 同所で見られるのはゲンジボタル。飛翔は6月下旬まででピークは6月頭の見通し。午後8時から9時に盛んに発光する。
 

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