「かわさきハワイアンフェスティバル2021」の実行委員長を務めた 遠藤 久乃さん 下小田中在住 61歳
ハワイの心を伝えていく
○...川崎で大規模なハワイアンイベントを先週末に開催した。「これまで市内のフラダンス等の団体が催しに参加するには東京や横浜まで出向くしかなくて」。地元での開催を望む声に応えようと、仲間たちと一緒に昨年プロジェクトを発足。実行委員長として先頭に立った。
○...アメリカンパッチワークの講師として活動していた10年前、着想の一つとしてハワイアンキルトに出合う。図柄や色使いの大胆さに魅了され、気が付けばハワイのとりこに。「ハワイアンキルトは"癒しのアート"と呼ばれている。作る側、見る側の両者の心に安らぎを与えてくれる」。趣味でウクレレやフラダンスも習い始めた。「最高の気分転換。どんなに疲れていても元気になれる」
○...川崎に生まれ、自衛官だった父に厳しく育てられた。西中原中では演劇部と放送委員会を掛け持ち。活舌の良さには今でも自信がある。7年前には脳梗塞を発症したが「人生いろいろある。自分にはこれがきたか」と冷静に受け止めた。手術中の映像が見たいと哀願して医者からも驚かれたほど。
○...コロナ禍でイベントの開催が延期になってもマイナスとは捉えなかった。「感染対策などコロナについて勉強する機会になったし、おかげで実行委員全員の結束が強くなったから」と前向き。開催を終えたばかりだが、このイベントを将来へつなげていくことを考えている。企画の立ち上げから会場の確保、出演者との交渉に至るまで必要な情報はすべてファイルにまとめて残した。ただ、「大好きなハワイの力で地元に恩返ししたい」という一心から。その心が地域で続いていくことを願い、川崎の未来を担う若者たちへ背中を見せ続ける。
|
|
|
|
|
|
4月26日
4月19日