川崎市の「中学校給食献立コンクール」で、西中原中学校2年の奥住芽生さんが考案したレシピが応募947点中トップの「市長賞」に選ばれた。1月20日には福田紀彦市長が同校を訪れ実食。市内全52校でも今月、給食として提供された。
奥住さんの献立テーマは、「体も心もぽかぽか私の思い出の給食in九州」。低学年まで住んでいたという九州の食卓を思い出し、がめ煮やとり天、しょうゆごはんなどの郷土料理を再現した。出来上がりまで初めて一人で手掛けたといい、母親からも太鼓判を押された自慢のメニュー。
20日、提供された給食を口にした福田市長は「とり天の肉がそぎ切りに工夫され、すごく柔らかくておいしかった。九州に行った経験がない生徒でも、郷土料理を味わえる良い機会になったと思う」と評した。市長から表彰状を手渡された奥住さんは、「受賞を知ったときは驚いたけどうれしかった。地元産の食材を生かし、栄養のバランスを考えた」と笑顔で話した。奥住さんの献立は、市内52校でも1月に給食として提供された。
奥住さんから中学校の頃に好きだった給食を問われた市長は、「残念ながら当時はなかった。生徒の中で給食が定着してきたということであればありがたい」と応えた。
優秀賞に同校4人
このコンクールは給食への関心を高めてもらおうと中学校給食が導入された2017年以降に実施。4回目となる今年は947点の応募があり市長賞に次ぐ優秀賞には6人・1団体が選ばれた。優秀賞のうち4人が西中原中で金子美優さん(体の芯までぽっかぽかの野菜たっぷり昼ごはん)、加藤日向子さん(かわさきそだちの彩り給食‼)、宮本裕太郎さん(ご飯が進むスタミナ料理)、伊藤雄紀さん(冬に勝つ‼)が受賞した(いずれも2年生、カッコ内は献立テーマ)。
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