神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2022年8月5日 エリアトップへ

多摩川河川敷 「にぎわい」へ夏に焦点 市、あすから社会実験

社会

公開:2022年8月5日

  • X
  • LINE
  • hatena
社会実験の実施を立て看板で伝える多摩川河川敷エリア
社会実験の実施を立て看板で伝える多摩川河川敷エリア

 多摩川丸子橋近くの河川敷で8月6日から新たなにぎわいの場をつくるための社会実験が始まる。国が管理する地域を川崎市が借り、イベント企画には学生も協力。今後の利活用とごみ投棄の課題解決の可能性を探る。

 社会実験期間中、慶應大の学生がNPO法人小杉駅周辺エリアマネジメント(エリマネ)と協力し、スポーツを活用した地域活性化をテーマにイベントを開催。学生は「スポーツで地域をチームに」をモットーに活動する研究会のメンバーで「人口増加が際立つエリアで、新旧住民たちの交流を促進したい」と意欲をみせる。「コスギんピック」と題して綱引きや玉入れ、大玉送りなど、参加者同士が協力し合いながら楽しめる種目を企画する。

 親子で楽しめる催しでは出張動物園や、スケートボード体験会などを開くキッズプレイパーク、ふわふわ遊具等も設置される。実験に参加するエリマネのスタッフは「できるだけ人の接触を避けられるような遊びを考えたい」と開催に向けて準備する。

 期間中の土・日曜にはピクニック広場に日よけを設置した休憩スペースを用意し、ふれあいロード周辺にはキッチンカ―を並べて人々の交流を誘導し、回遊できる空間をつくる。川の近くのエリアではバーベキューを楽しむこともできる。

来春に方向性示す

 河川敷での社会実験は昨秋初めて実施されたものの、期間が短く、バーベキューシーズンは過ぎていた。今回、利用者の多い11月まで長期的に行うことで、実用に即した意見を募りたい考え。

 昨年の実験期間中は約700人の利用者があり、アンケート(287通)では区内の利用者が半数を占めた。また丸子橋周辺住民へのアンケート(213通)では、エリアの魅力として「ゆっくり過ごせる」という意見が69%ある一方、残念な点については「ごみ投棄がある」という意見が75%と最も高かった。

 市の担当者は「来年3月までに意見を集約し、4月には具体的な方向性を示したい」と話した。

中原区版のトップニュース最新6

住宅地・商業地とも上昇

公示地価中原区

住宅地・商業地とも上昇

住宅価格は県内トップ

4月26日

飛鳥時代の倉庫復元

橘樹官衙遺跡群

飛鳥時代の倉庫復元

来月 歴史公園オープン

4月26日

使いやすく大幅増補

市おくやみガイドブック

使いやすく大幅増補

手続きの煩雑さ解消に

4月19日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月19日

アート体験 視覚障害者に

岡本太郎美術館

アート体験 視覚障害者に

CF初挑戦、支援呼び掛け

4月15日

5年ぶり重要郷土資料に

江戸時代後期「富士信仰」

5年ぶり重要郷土資料に

市ノ坪の民家で所蔵

4月12日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook