神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2023年9月22日 エリアトップへ

アニマモールかわさき 4年ぶり 動物愛護フェア 市、「将来見据えた飼育を」

社会

公開:2023年9月22日

  • X
  • LINE
  • hatena
アニマモールに収容されている猫(以前)
アニマモールに収容されている猫(以前)

 動物愛護週間(9月20〜26日)に伴い、「動物愛護フェアかわさき2023」があす23日(土)、アニマモールかわさき(上平間1700の8)で4年ぶりに行われる。動物愛護団体の協力による譲渡会、聴導犬の実演などを実施。主催する市は、飼い主とペットの高齢化など現状の課題への理解も求めている。

 フェアでは、犬猫の譲渡会、聴覚障害者の生活を支える聴導犬の実演、ペットの防災コーナー、カワスイ川崎水族館館長の岩岡千香子氏による動物と人の共生をテーマとしたセミナーなどを企画。市保健医療政策部の担当者は「日常生活では接する機会が少ない聴導犬の存在を知ってもらえたら。愛護団体の犬猫も加わる譲渡会にも、多くの人に足を運んでほしい」と呼び掛けている。

譲渡率は9割超

 アニマモールでは犬猫の譲渡率は9割を超える。2022年度に保護した犬は42匹、猫は205匹。犬はうち25匹が飼い主のもとに返還され、残り17匹のうち16匹は譲渡先が決まった。猫は譲渡対象となった147匹のうち、144匹に新たな飼い主が見つかったという。市の担当者は「猫は保護した状態によっては亡くなってしまうケースもあるが、順調に新たな飼い主が見つかっている」と現状を話す。

理想は飼い主の手渡し

 市によると、ペットを飼育する上での最近の課題の一つが「ペットと飼い主の高齢化」という。犬猫の平均寿命は15年と、以前と比べて長くなっている。そのため、飼い主は将来も飼育し続けることができるかを検討することが重要となる。アニマモールに寄せられる相談で多いのも、「飼い主が要介護状態になりペットが飼えなくなったがどうすればいいか」など。新しい飼い主への譲渡は、飼い主自ら手渡しで行うことが理想とされている。市の担当者は「迎え入れる側も、飼い主だけでなく家族全員や多世代で飼育する姿勢で受け入れてもらえたら」と話している。

 フェアは午前10時から午後3時、入場無料。

中原区版のトップニュース最新6

住宅地・商業地とも上昇

公示地価中原区

住宅地・商業地とも上昇

住宅価格は県内トップ

4月26日

飛鳥時代の倉庫復元

橘樹官衙遺跡群

飛鳥時代の倉庫復元

来月 歴史公園オープン

4月26日

使いやすく大幅増補

市おくやみガイドブック

使いやすく大幅増補

手続きの煩雑さ解消に

4月19日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月19日

アート体験 視覚障害者に

岡本太郎美術館

アート体験 視覚障害者に

CF初挑戦、支援呼び掛け

4月15日

5年ぶり重要郷土資料に

江戸時代後期「富士信仰」

5年ぶり重要郷土資料に

市ノ坪の民家で所蔵

4月12日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook