神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2011年8月5日 エリアトップへ

町工場でものづくり体験 児童ら 職人の技術に触れる

公開:2011年8月5日

  • LINE
  • hatena
職人と一緒にこままわし
職人と一緒にこままわし

 子どもたちにものづくりの魅力を知ってもらおうと中原区子ども支援ネットワークが主催した「夏休みものづくり体験会」が先月30日、等々力工業会展示室で開催された。区内の親子30組が、川崎を代表するものづくり企業が集まる等々力工業会の職人と廃材アートを通して触れ合いを楽しんだ。

◇  ◇  ◇

 ものづくり体験会は、小学生以上の子ども支援活動を行っている子ども会、ボーイスカウト、ガールスカウト、民生・児童委員協議会など23団体で構成される区子ども支援ネットワークが、ものづくりの匠集団と言われる「川崎市等々力工業会」と廃材アートを手がける「(社)かながわデザイン機構」と協力して行われた。

 当日子どもたちは、工場から出た金属などの廃材を使って、ロボットやアクセサリー、貼り絵などを作る「メタルパッチワーク」に挑戦した。「いろいろな形のものがあり、組み合わせとか大変だったけど作りたいものが出きて楽しかった」と子どもたち。イメージが沸かず悪戦苦闘する子らもいたが、職人やデザイナーにアドバイスを受け、全員作品を完成させることが出来た。「子どもたちとの触れ合いは自分の孫と一緒に工作をしているような感じで楽しかった。職人皆生き生きとしていた」と等々力工業会佐藤千助会長。同ネットワークでは「町工場がどんなところなのかを学び、ものをつくる楽しさを感じてほしかった」と話す。

メタルパッチワークに期待集まる

 今回子どもたちが挑戦した「メタルパッチワーク」は産業としても期待が集まっている。

 かながわデザイン機構では、約2年前からメタルパッチワークを今後のビジネスを拓くデザインとして、川崎国際環境技術展などに出店。ワークショップや手作り教室、ホビー・クラフトの教材、インテリア素材など本格的な商品化に向け取り組んでいる。

 かながわデザイン機構の大藤恭一副理事長は「リサイクル品を使ったメタルパッチワークは無限の可能性があり、子どもたちの創造性も豊かに膨らむ。今後は、工業会ブランドとして新たな産業になるのではないか」と話した。
 

廃材を並べる子ども達
廃材を並べる子ども達

中原区版のトップニュース最新6

住宅地・商業地とも上昇

公示地価中原区

住宅地・商業地とも上昇

住宅価格は県内トップ

4月26日

飛鳥時代の倉庫復元

橘樹官衙遺跡群

飛鳥時代の倉庫復元

来月 歴史公園オープン

4月26日

使いやすく大幅増補

市おくやみガイドブック

使いやすく大幅増補

手続きの煩雑さ解消に

4月19日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月19日

アート体験 視覚障害者に

岡本太郎美術館

アート体験 視覚障害者に

CF初挑戦、支援呼び掛け

4月15日

5年ぶり重要郷土資料に

江戸時代後期「富士信仰」

5年ぶり重要郷土資料に

市ノ坪の民家で所蔵

4月12日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook