第5期中原区区民会議(板倉徹委員長)は4月13日、今期の審議内容をまとめた報告書を鈴木賢二中原区長に提出した。報告書を受け取った鈴木区長は「1つ1つの要望や提案を職員と検討して、区の課題解決に向けて取り組んでいきたい」と話した。
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区民会議とは、地域の課題を区民が主体となって解決の方法を探る機関。公募や推薦などで選ばれた区民20人で構成され、1期2年の任期で活動している。
今回、鈴木区長に提出した報告書は、現状の区の課題と、それに対する取組みをまとめたもの。「実践」に重きを置いた今期は、ゴミと交通マナーから8つの課題を抽出し、それぞれ解決に向けた活動を行った。板倉委員長は「委員を3期やってきたけど、中原区は街の変化の方が早い。じっくり考えて取り組もうと思っていたら、問題点が次々出てきて、対策案が出てこなくなる。そのため、今期は実践できるテーマを選んで実際に活動することに重点を絞った」と振り返った。
コミュニティ活性化へ「みんなで」実践
具体的に地域コミュニティの活性のため、「みんなで」実践することに重きを置いて事業を進めた。ゴミ問題に対しては、まちの美化を通して地域の絆を深め、活性化するという目的のもと、武蔵小杉駅周辺での『なかはら一斉クリーンアップ大作戦』、区民祭での『等々力ピカ美化大作戦』、川崎フロンターレの選手を起用した啓発看板の設置、啓発人形劇の公演などを行った。交通マナーについては、相互理解・思いやりの交通マナーを育て、歩きやすく、すみやすいまちにするという目標のもと、高齢者向けの交通安全講習会、スケアードストレート方式の交通安全教室、ポスターコンテスト、キャンペーンの展開などを行った。
なお、区民への報告は5月28日(土)午後1時から中原市民館での区民会議フォーラムで行われる。当日は人形劇やゲームなどで、これまでの取り組みをわかりやすく伝えるという。
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