神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2016年5月13日 エリアトップへ

外国人市民意識調査 支援制度 周知に課題 市、生活実態を聞き取り

社会

公開:2016年5月13日

  • LINE
  • hatena

 生活に関する不安や困惑について、川崎市が市内在住の「外国人市民」にインタビューした「外国人市民意識実態調査」の結果が、先月まとまった。年金や介護など、行政の支援制度について情報周知が行き届いていない実態などが浮き彫りになった。

♢  ♢  ♢

 今回の調査は、外国人市民の生活実態や要望に焦点を当て、約20年ぶりに行われた昨年のアンケート調査を掘り下げようと実施。外国人市民が20年前より約1・5倍に増加した背景などを踏まえ、書面調査では十分に聞き取れなかった声をまとめた。

 調査結果は報告書にまとめられ、情報へのニーズや子育て、教育、雇用など11章で構成。「介護が必要になった場合の暮らし方」に、「国民年金に入れるようなことを『知らせてくれなかった』ゆえに、現在その分を受け取ることができない」等という意見があった。

 また「子育てをめぐる課題」では、「福祉制度の利用を求めて相談所に行ったところ『会社に頼んでください』と言われ、会社に相談できずに困った」といった声があった。

 市は「支援のための制度や事業を、外国人市民が使いやすいものにする必要がある。制度の周知を課題として、今後の施策に反映していきたい」としている。

 インタビューは学識経験者らによる調査チームが昨年6月から8月、44人を対象に実施。報告書は各区役所の市政情報コーナーや市ホームページで閲覧できる。
 

中原区版のトップニュース最新6

住宅地・商業地とも上昇

公示地価中原区

住宅地・商業地とも上昇

住宅価格は県内トップ

4月26日

飛鳥時代の倉庫復元

橘樹官衙遺跡群

飛鳥時代の倉庫復元

来月 歴史公園オープン

4月26日

使いやすく大幅増補

市おくやみガイドブック

使いやすく大幅増補

手続きの煩雑さ解消に

4月19日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月19日

アート体験 視覚障害者に

岡本太郎美術館

アート体験 視覚障害者に

CF初挑戦、支援呼び掛け

4月15日

5年ぶり重要郷土資料に

江戸時代後期「富士信仰」

5年ぶり重要郷土資料に

市ノ坪の民家で所蔵

4月12日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook