中原区の14歳以下の子どもの人口が、18年ぶりに減少に転じた。少子化で全国的に減少が続く中、再開発を背景に年々増加。市の担当者は「開発が落ち着いてきたことも影響しているかもしれない」としている。
中原区の0歳から14歳の子どもの人口(年少人口)は、21年10月1日時点で市内7区の中で最も多い3万3751人。20年10月1日時点から330人減少した。03年の2万6077人から年々増加していたが、18年ぶりの減少となる。
区内では武蔵小杉駅周辺の大型のマンション建設などが続き、毎年子どもの数が増えていた。開発のピークが過ぎて、落ち着いてきた状況の中、市情報統計課の担当者は「コロナによる影響もないとはいえない」と話した。
川崎市全体の子どもの人口は18万6968人で、前年から2610人減少。川崎区が742人と最も減少するなど、すべての区で減った。
全国は過去最少
総務省が5日の「こどもの日」に合わせて公表した4月1日現在の全国の子どもの人口は1465万人で、前年より25万人減り、41年連続で減少。過去最少を更新し、少子化に歯止めがかかっていない。
一方、中原区内の15歳から64歳の生産年齢人口、65歳以上の老年人口は増加している。
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