多胎児交流会を行う「双子支援ピーナッツ」の代表を務める田口 ひろ子さん上平間在住 69歳

掲載号:2018年3月16日号

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親子への支援が生きる糧

 ○…双子や三つ子など、多胎児の子育てをする家族を支える「双子支援ピーナッツ」に2006年の発足から携わり、健診の手伝いをするなど、親子の成長を見守ってきた。双子に限らず子育て支援に長年携わっているが、自然と双子の母親同士が集まってしまうという。「双子を同時に育てるママたちが、遠慮せずに参加できる場所になれたら」との思いで12年間活動を続ける。ピーナッツのほか、子育て支援や高齢者援助、障害児の父母会などにも参加するなど、ボランティア活動に日々奔走する。

 ○…ボランティアに参加するようになったのは、障害者だった息子が25歳で亡くなったことがきっかけ。「何もする気になれなかった」と喪失感にかられていた時、町会主催の子育てサロンへの参加を促された。「障害児ではない子を相手にできるか不安だった」というが、「赤ちゃんは泣いていることが多く話さない。息子と一緒だと思った」と笑い、生きる糧を得られた。

 ○…平間駅前にあった電器店の長女として生まれる。電器店を継ぐため専門学校ではテレビ科に通い、機械の仕組みを学んだ。結婚後、子どもが障害児として生まれたが、商売をしながら子育てに励んだ。息子が通う学校で、保護者が手話ダンスを披露したのは良い思い出。今も時間があれば、手話ダンスを教えに行くこともある。「手話ダンスをしていると、息子が元気だったころを思い出すんです」と優しく微笑む。

 ○…ピーナッツの来年度の日程も決まり、月1回の交流の場と中原市民館やこども文化センターなどでは多胎児子育て交流会を開く。「双子を育てる家族と会うと、こちらが学ぶことも多い。二人同時に母乳を与える工夫とかしてね」と学んだことを共有することに努める。「大きくなった双子ちゃんが来て、子育てを手伝ってくれることもあるの。今年も来てくれたら嬉しいですね」。交流会での出会いを心待ちにする。

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